郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

2023-01-01から1年間の記事一覧

【本好きのタイマン】第3ラウンド/『オテル モル』栗田有起

書評ブログ「本好きの秘密基地」 はむちゃんとの読書会。 【本好きのタイマン】 第3回 課題図書 『オテル モル』 さて、始めたい。 まず、 地下13階 99部屋 会員制地下ホテル オテル・ド・モル・ドルモン・ビアン この風変わりな舞台装置からして、 すで…

外気温0℃の日に観るアクション/『ザ・レイド』

記事のタイトルの無理矢理さは、さておき、 我が街は、0℃だった。 昨夜、凹む事があったりして1日沈んでいたが、 0℃の日にこそ、熱いアクション! インドネシア発のバトル映画、 『ザ・レイド』 こちらを観て生き返りたい。 まあ、この作品は死人多発なんだ…

髪を整え指標を定める

馴染みの美容室に予約して、 いつもの様にラストの客として入る。 今回は、飲食物は持って行かず、 僕もオーナーのT君も空腹だった。 さらに、熱く語り合いながら施術が進み、 終わったのが20時過ぎ。 いつも、 帰りに愛車のハリアーで送ってくれるT君。 今…

僕の弱小ブログを支えてくださる方々へ

僕の記事には、魅力が無い。 それでも、コメントを下さる方々。 感謝してもしきれない宝。 さて、まず最初に弁明させて頂きたいのだが、 コメントを下さらなくとも、 読んで下さる方々皆様にお礼を言いたい。 しかし、全ての方々を列挙する余裕が今の僕には…

『自殺帳』/春日武彦

春日武彦氏の新刊が出たので、即買いした。 黄色い装丁のソフトカバーに、 自殺帳 このタイトルで、引いたかというと、 それは全くNO。 春日センセイの本だから、 一筋縄では行かないしタイトルは気にしない。 本書は、自裁者を憐れみ背中を押してくれる類の…

刺さった言葉 その22

そうすりゃ どーなる? 時がただ流れていって どーなる? 乗りてぇ風に 遅れたヤツは 間抜けってんだ。 ★『うしおととら外伝』より 〈こぼれ話〉 久方ぶりの刺さった言葉。 『三日月よ、怪物と踊れ』完結からの、 『うしおととら』 『雷の舞』という短編より…

拝み屋怪談の魅力

東北で〈拝み屋〉を生業とする作家がいる。 郷内心瞳、その人である。 今までに怪談ジャンキーと自称しながら、 郷内さんの事は書いてこなかったのは、 【よく分からないから】 良い意味でそういった内情に由来する。 郷内さんの怪談を読む。 安定の筆力に、…

雨天の月見そば

馴染みの大型書店に立ち寄り、 注文していた新書数冊とムックを回収。 店内は暖かく、 コートを脱いで、新刊を物色。 平山夢明氏を始めとする豪華な書き手によるジュブナイルをチラ見し、 竹書房文庫でホラーをGET。 ブックサンタに参加した後、 春日武彦氏…

タブーの記憶/SALVAGE

たまに思い出す、自分の異常な発言。 主に幼少期だ。 当時、僕は周りから命ぜられた事を、 考え無しに実行するふしがあった。 クラスの女子に対して、 「おい、バケモノ」 などという最低の発言をしてしまい、 今でも、強いられたとはいえ悔恨する。 そんな…

全ての未完成な勇者たちへ

加藤ミリヤの『勇者たち』 この曲が、好きだ。 リリックの中には、 現代社会に半ば投棄されたかの様に生まれた沢山の人間の閉塞感と虚無。 そして、 そこからもがく勇者たちが書かれている。 加藤ミリヤ この方も、苦しい青春期を送ったという。 だからこそ…

それは禁忌/『近畿地方のある場所について』背筋

いやぁ〜、昨今のホラーは活気がありますね。 唐突に始めましたが、 本書は、市民権を得て、 今やホラーのメインストリームをゆくジャンル。 フェイク・ドキュメンタリー 所謂、モキュメンタリーでございやす。 ブレアウィッチや、 白石晃士監督の素晴らしい…

獣害/SALVAGE

最近、野生動物の市街地出現がニュースにて頻繁に報道されている。 そんな中で、山深い地域に住んでいる知人に、 「熊とか怖いよな」 僕がそう言うと、彼が笑いながらこんな答えを返してきた。 「昔、クラスに熊に片腕を喰われた奴いたよ」 山の民にとっては…

痒いっ書/SALVAGE

2年前に遡る。 怪談ジャンキーの僕は、 とある曰く付きの怪談書を入手し、 早速読み始めた。 百物語の体裁をとっている本。 開いて数ページ、 右手の小指が堪らなく痒くなった。 あまりの痒みに掻きむしり皮膚はズタボロ。 一旦、その本を書棚に置く。 知人…

必殺、火薬星!/SALVAGE

大学時代。 オモチャのパチンコと火薬玉を買った。 自分の部屋の窓から見える狭い道。 そこを標的にして、 ドカンと爆ぜる火薬音にハマっていた。 そんな日々の中で、 違う学部だが親交のあったA子さんが、 小学生の弟さんを紹介してくれた。 最初は、ジブ…

【本好きのタイマン】第2ラウンド/『悪意』増田忠則

書評ブログ「本好きの秘密基地」 はむちゃんとの読書会 【本好きのタイマン】 第2回 課題図書は、『悪意』 さて、始めます。 本作は、 第35回小説推理新人賞受賞作を含む短編集。 4編からなる。 「マグノリア通り、曇り」 飛び降りをしようとする人物に…

女王蜂/SALVAGE

10代の終わり。 ショッピングモール内のカフェ。 そこで僕は友人を待っていた。 当時そのモール内にあったアパレル店員だ。 そんな折、カフェのバイトの女性と仲良くなり、 今思えば異様だが、 数日で、部屋の鍵を渡された。 その女性、仮にMとしよう。 …

お嬢様/SALVAGE

今から10年程前になる。 当時の職場にNさんという女性社員がいた。 Nさんは周りから、 お嬢様と呼ばれ、高嶺の花として君臨。 僕は、少しだけ言葉を交わした程度であったが、 たまに脳内に浮かぶNさんにウットリ。 ただ、 自分などには釣り合わないと感じ、 …

待ちに待ったトークサバイバー2!!

千鳥のお2人と佐久間さん。 最強の布陣で、 約2年待った『トークサバイバー』 パート2!! すぐには観ない。 というか、観れない。 そんなことをしたら、 生きる糧が速攻で終わる。 〈SALVAGE〉なんてシリーズの投稿も始めさせていただいた秋。 今は、実話怪…

PCフォルダ/SALVAGE

中学の終わり頃だったと思う。 友人のO君宅で、 桜金造の怪談ビデオを観た。 そして、その中にアルカイダの自爆テロに関する都市伝説があり、不謹慎に3人で盛り上がった。 それは、表計算のソフトにとある設定をすると、 貿易センタービルへの自爆テロを暗…

題して〈SALVAGE〉

こちらの地方都市は、 すっかり肌寒くなりました。 皆さんは、いかがお過ごしでしょうか? さて、 僕は、相変わらずメンタル通院をしており、 フラッシュバックにも悩まされています。 そんな僕にとって、 回顧するという行為は半ば禁忌であり、 長年、過去…

やさしい人になりたい。

ローティーンの時分に虐められて、 それを打破する為に拳足を鍛えた。 ハイティーンになった頃には、 もう暴力の的になることも無くなった。 武術に打ち込み、 少し結果を残して、 さらに武器術の修練にまで至った。 そして現在。 変わらずトレーニングは続…

むず痒さの中で/『自称詞〈僕〉の歴史』友田健太郎

僕ニードルは、 普段の会話に於いては、 自称詞は、俺。 しかし、 ブログや公式の場では、 やはり、〈僕〉を使う。 そんな自身にむず痒さの様な感情を抱きながら、 それを半ば誤魔化し流れるままに生きてきた。 そして、先日、本書を手にした。 著者によれば…

陽気な妖気🟰平山夢明

平山夢明さん。 実に広範な文筆家であり、 大好きだ。 プレイボーイでのデルモンテ平山名義での連載を除くと、 僕の蔵書の中で最も古い平山さんの本は、 勁文社文庫の、 新「超」怖い話 1993年の1冊である。 『SINKER沈むもの』 『異常快楽殺人』 これらもあ…

敬老からのバイオレンス

祖母への感謝を伝え、 来月の誕生日にプレゼントを用意。 やはり、僕は祖母が好きなんだなぁ。 再認識した。 このところ体調が優れず、 ブログはスカスカになってしまい、 皆さんの記事も把握しておらず、 遺憾。 そんな中で、 夢枕獏先生の作品を読み返して…

祖母に対して芽生えたモヤモヤ

僕は、祖母が好きだ。 今年で91歳。 今までも、 記事にて祖母への気持ちは書いてきた。 だが、 最近、モヤモヤとした感情を抑えながら関わっている。 祖母は、レビー小体型痴呆症。 年齢的にも、わがままを言うのも仕方ない。 ただ、 母や、叔母に依存して、…

三十路の、みそら〜めん

ハットも、キャップも似合わない。 そのため、ベレー帽を被ることがある。 急に出かけねばならない際などには、 髪の毛ボサボサというわけにはいかんし。 さて、先日。 記事に書いた通り、 地味に従兄弟とリモートで始めたワンピースカードゲームを探しに玩…

刺さった言葉 その21

俺は生き抜く 泥を啜っても 生き抜く!! そのために闘う!! 運命にすら反逆してやる!!! 運命 これほど反逆し甲斐のある相手もいねーな そう思うだろ? あんたも!! ★『スクライド』より 〈こぼれ話〉 『スクライド』は、漫画もアニメも好きだ。 そして…

9740ポイントの使い道

深夜、iPhoneが鳴り目を覚ます。 Pontaポイントの通知。 ほったらかしにしている間に、 9740ポイント程になっていた。 僕は、こういう不意な収益があると、 なるたけ有意義に使いたいという、 極めて意義の無い迷路に入ってしまう。 まず、9740円分なので専…

刺さった言葉 その20

文明の進歩はできる限り戦争の惨禍を軽減する効果を持つべきであること、 戦争中に国家が達成するために努めるべき唯一の正当な目的は敵の軍事力を弱めることであること、 そのためにはできるだけ多数の者を戦闘外におけば足りること、 すでに戦闘外におかれ…

因果応報のLINE

先日の夜半過ぎ。 ホビーショップの店長にLINEメッセージを。 実に3年ぶりだ。 カードゲームを、 従兄弟に教えていただきたいという旨。 こちらの都合で、あちらからの連絡は反故にしていたというのに。 僕は無責任で勝手なお願いをしてしまった。 ただ、 …