郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

タブーの記憶/SALVAGE

たまに思い出す、自分の異常な発言。 主に幼少期だ。 当時、僕は周りから命ぜられた事を、 考え無しに実行するふしがあった。 クラスの女子に対して、 「おい、バケモノ」 などという最低の発言をしてしまい、 今でも、強いられたとはいえ悔恨する。 そんな…

全ての未完成な勇者たちへ

加藤ミリヤの『勇者たち』 この曲が、好きだ。 リリックの中には、 現代社会に半ば投棄されたかの様に生まれた沢山の人間の閉塞感と虚無。 そして、 そこからもがく勇者たちが書かれている。 加藤ミリヤ この方も、苦しい青春期を送ったという。 だからこそ…

それは禁忌/『近畿地方のある場所について』背筋

いやぁ〜、昨今のホラーは活気がありますね。 唐突に始めましたが、 本書は、市民権を得て、 今やホラーのメインストリームをゆくジャンル。 フェイク・ドキュメンタリー 所謂、モキュメンタリーでございやす。 ブレアウィッチや、 白石晃士監督の素晴らしい…

獣害/SALVAGE

最近、野生動物の市街地出現がニュースにて頻繁に報道されている。 そんな中で、山深い地域に住んでいる知人に、 「熊とか怖いよな」 僕がそう言うと、彼が笑いながらこんな答えを返してきた。 「昔、クラスに熊に片腕を喰われた奴いたよ」 山の民にとっては…

痒いっ書/SALVAGE

2年前に遡る。 怪談ジャンキーの僕は、 とある曰く付きの怪談書を入手し、 早速読み始めた。 百物語の体裁をとっている本。 開いて数ページ、 右手の小指が堪らなく痒くなった。 あまりの痒みに掻きむしり皮膚はズタボロ。 一旦、その本を書棚に置く。 知人…

必殺、火薬星!/SALVAGE

大学時代。 オモチャのパチンコと火薬玉を買った。 自分の部屋の窓から見える狭い道。 そこを標的にして、 ドカンと爆ぜる火薬音にハマっていた。 そんな日々の中で、 違う学部だが親交のあったA子さんが、 小学生の弟さんを紹介してくれた。 最初は、ジブ…

【本好きのタイマン】第2ラウンド/『悪意』増田忠則

書評ブログ「本好きの秘密基地」 はむちゃんとの読書会 【本好きのタイマン】 第2回 課題図書は、『悪意』 さて、始めます。 本作は、 第35回小説推理新人賞受賞作を含む短編集。 4編からなる。 「マグノリア通り、曇り」 飛び降りをしようとする人物に…

女王蜂/SALVAGE

10代の終わり。 ショッピングモール内のカフェ。 そこで僕は友人を待っていた。 当時そのモール内にあったアパレル店員だ。 そんな折、カフェのバイトの女性と仲良くなり、 今思えば異様だが、 数日で、部屋の鍵を渡された。 その女性、仮にMとしよう。 …

お嬢様/SALVAGE

今から10年程前になる。 当時の職場にNさんという女性社員がいた。 Nさんは周りから、 お嬢様と呼ばれ、高嶺の花として君臨。 僕は、少しだけ言葉を交わした程度であったが、 たまに脳内に浮かぶNさんにウットリ。 ただ、 自分などには釣り合わないと感じ、 …

待ちに待ったトークサバイバー2!!

千鳥のお2人と佐久間さん。 最強の布陣で、 約2年待った『トークサバイバー』 パート2!! すぐには観ない。 というか、観れない。 そんなことをしたら、 生きる糧が速攻で終わる。 〈SALVAGE〉なんてシリーズの投稿も始めさせていただいた秋。 今は、実話怪…

PCフォルダ/SALVAGE

中学の終わり頃だったと思う。 友人のO君宅で、 桜金造の怪談ビデオを観た。 そして、その中にアルカイダの自爆テロに関する都市伝説があり、不謹慎に3人で盛り上がった。 それは、表計算のソフトにとある設定をすると、 貿易センタービルへの自爆テロを暗…

題して〈SALVAGE〉

こちらの地方都市は、 すっかり肌寒くなりました。 皆さんは、いかがお過ごしでしょうか? さて、 僕は、相変わらずメンタル通院をしており、 フラッシュバックにも悩まされています。 そんな僕にとって、 回顧するという行為は半ば禁忌であり、 長年、過去…