郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

刺さった言葉 その2

ふいに 君がくちずさむ ぼくの知らない歌 たよりなく流れていく いつも話しかけようとして 言葉を探すと それは途切れてしまう ★スガシカオ『夕立ち』より

我が心の『HELLSING』

ヒラコーこと、 平野耕太氏の漫画『ドリフターズ』 こちらの新刊が、 久々に出るとのこと。 平野耕太と言えば、 カルトな人気を誇る漫画家さん。 初期の短編集は、 高額で取引されているようだ。 さて、 僕はというと、 『ヘルシング』しか読んでいない。 『…

刺さった言葉 その1

生まれ生まれ生まれ 生まれて生の始めに暗く 死に死に死に 死んで死の終わりに冥し。 空海『秘蔵宝鑰』より

僕のNY事情

NYとは、ニューヨークに非ず。 すなわち、 入浴のことである。 こんなブービートラップを使い、 恥ずかしいですが、お付き合いください。 さて、 僕は、身を清めるならば、 湯船に浸かってなんぼと考えていて、 シャワーだけでは気が済まない。 それも、ゆ…

明るい悪夢≒平山夢明

憂鬱に襲われた時 僕を救ってくれた読書体験。 筆頭は、 漫画家の藤田和日郎先生 これは揺るぎない。 そして、もう1人 オカルト好きの渇きを満たしてくれた方 記事のタイトルの、 平山夢明 その人である。 始まりは幼少期。 ジュブナイルの怪談を卒業し、 「…

夜、諭吉1枚で。

先日の夜、なんとなく思い立った事。 それは、 単行本に拘っていた自分と離別し、 文庫本の世界にも入って行こう! そこから、読書の変化があるかは分からない。 しかし、 コスパはイイはずだ。 さらにルールをひとつ設けた。 財布に諭吉1枚のみを入れていく…

続・バ帽の争奪戦。〜決着〜

先週、秒殺された攻防。 バナナマンの公式グッズ。 従兄弟が欲しがるキャップ、 所謂、バ帽の争奪戦である。 本日AM10時、今年のラストチャンス。 昨夜から、 27時間TVで睡眠時間を削ぎながらも、 なんとか発売前にスタンバイ。 従兄弟とLINE通話しながら、 …

他者必要論/『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩

2018年3月、滋賀県、守山市野洲川。 河川敷にて、バラバラ遺体が発見された。 そして、被害者は、 高崎妙子 58歳 殺害したのは、 娘である高崎あかり 31歳 本書冒頭から引用。 (あかりが起こしてしまった事件の罪を今後、生涯かけて償うと同時に父、母、娘…

アラフォーによる限界からの幸福論

昨日、 ブログ開設1年という記事を書き、 連続投稿を廃すると言っておきながら、 早速、考えたいことが生まれてしまった。 というのも、 昨夜の20時頃に、 友人のスタイリストに髪をカットしてもらい、 互いに30代の男ということで談話した件。 美容室を単独…

365日の情景

僕が、ビクビクしながらブログ投稿を始めて、1年が経った。 当初は、誰かの為に何かしなければ! という、烏滸がましい考えで始めた。 しかし、この1年。 教わり、励まされ、救われるばかり。 何より楽しさ。 これに尽きる。 振り返ると、ブログの外界でも色…

怪談にも節度を持って

昨日の記事の暗さは、兎も角、 相変わらず、怪談ジャンキー生活。 勁文社、竹書房などの系譜を始めとした、 活字の実話怪談。 心霊からヒトコワまで読む。 ホントかどうかなんて野暮。 楽しめれば、それでいい。 昨今は怪談師の番組もサブスクには沢山あり、…

鬼籍の地球

ふと、他界した身内や様々な関係者が浮かぶ。 この世界に生きる者は、 皆、遅かれ早かれ退場する日が来る。 そう考えると、少し疲れてしまう。 身につけている物、 集めている品、 自分をカテゴライズする形なき様々な要素。 一切が、やがて尽きる。 それを…

バ帽の争奪戦。

本日午前10時より、 バナナマンの公式グッズが発売。 オンラインショップに張り込む。 狙うは、バ帽と呼ばれるキャップ。 可愛い従兄弟の頼みで、 朝からサイトをチェックし2人で狙うも撃沈。 マジで瞬殺完売だった。 僕は、自分が欲しいグッズでは無いが、 …

ethics/『ここは今から倫理です。』

高校時代から現在まで、 常にチラチラ捲る一冊の参考書。 倫理用語集 それほど、倫理という学問に惹かれる。 実際、はてなブログの開設まもなく、 僕は、記事にした。 そこで挙げたのが、 『ここは今から倫理です。』雨瀬シオリ こちらの漫画だった。 この作…

職人の流儀に熱くなる/『塞王の楯』今村翔吾

時は戦国時代、 織田の軍勢の侵攻により、 家族を失った匡介。 飛田源斎なる人物に救われ、 彼は息子として成長していく。 この飛田源斎は、城を守る石垣の職人であり、 塞王という二つ名を持つ、 カリスマ的な存在。 塞王とは、彼ら穴太衆という職人の中に…

遠い日のあれは、降霊術だったのか?

ブログ『ちわぷ〜の書評ブログ』 こちらの、ちわぷ〜様から、 時代小説をご指南いただき、 従兄弟に、『じんかん』 自分用に、『塞王の楯』 ご紹介頂いた中から、手始めにこの2冊。 注文して、就寝。 夜中に目が覚めて、 『村上海賊の娘』 『へうげもの』 こ…

掻きむしる!オカルト好きです。

僕は、信仰心が希薄で、 初詣、地鎮祭等には参加しない。 ただ、祖父や祖母や親交のある故人は、 何処からか見守ってくれると思いたいし、 遺影などには、挨拶をしたりする。 そんな僕は、 オカルト好きだが、霊の存在には懐疑的。 矛盾している様だが、 エ…

伊藤潤二氏絶賛も納得/『フォビア』

今夏も、オカルト沼の住人と化している。 怪談書、実話怪談DVDにサブスク。 そして、 ホラー漫画。 『僕が死ぬだけの百物語』あたりも、 なまら引き込まれる魅力があるが、 『フォビア』には、 ヒトコワの魔力もあり没入した。 フォビアという事で、恐怖症が…

ブラックジャックと笑いの効能

僕は、現在、 髪の毛の半分近くが白い。 ファッションではなくて、白髪。 染めても、なぜか半分白くなる。 そんな訳で、 周りからブラックジャック弄りをされて、 都度、説明を迫られるわけだ。 ブラックジャックといえば、 漫画の神様、手塚治虫先生。 その…

今更ながらキェー/『サンダー3』池田祐輝

漫画好き界隈では、 もはや周知の作品らしき本作。 この漫画を説明しようとする時、 「何をどう語ってもネタバレになる」 こういう問題が生じる。 もし、これから、 『サンダー3』という漫画を読むのであれば、 既刊3冊の表紙すら見てはならない。 兎に角、1…

MCUフェーズ5を追いかける

マーベル作品から少し遠ざかっていた。 MCU フェーズ4の途中あたりからだ。 その前の、 アベンジャーズエンドゲームで、 割と燃え尽きていたが、 やはり、Disney+や劇場でなんとか考察などしていた。 その後、なんとな〜く自然消滅。 今に至る。 しかし、 …

怪談社への憧憬/怪談のシーハナ聞かせてよ。

夏は怪談だ。 ということで、 『怪談のシーハナ聞かせてよ。』 こちらのコンテンツを鑑賞し、 楽しんでいる。 この番組がスタートしてから、 もうかなり経つが、 怪談の語りのみで魅せる番組だから、 スゲ〜。 司会は、狩野英孝。 そして、アシスタントMC2人…

多様性に潜む闇『ただしさに殺されないために』御田寺圭

昨年2022年の読書の中で、 熟考させられた本のひとつに、 御田寺圭 『ただしさに殺されないために』 こちらがあった。 「多様性の名のもとに排除し、自由、平等を謳って差別する、美しい社会の闇の底へ」 この帯から既に妖気の様な力を感じる。 「私はごく普…

日本的視座の挑戦『仮面の解釈学』坂部恵

カント哲学研究で知られる、 坂部恵氏。 氏の1976年の著書2冊。 『理性の不安』 『仮面の解釈学』 こちらの新装版も改めて読んだ。 さて、今回は旧版から新装版を経て、 『仮面の解釈学』 個人的な捉え方をざっくり。 まず、序章の熊野純彦氏の一文を挙げる…

イメージはジジイなんだが笑

30代アラフォー。 目は悪くなるし、あちこちガタが来そうだ。 内面は成長しておらず、 寄る年波には勝てん。 冴えんなぁ〜。 戸愚呂の気持ちが、今なら分かるわぁ。 ちなみに、 戸愚呂は、若さを保つ為に妖怪に転生した、 漫画のキャラです。 一応、説明。 …

色々、ブッ刺さる『空芯手帳』八木詠美

ブログ「本好きの秘密基地」はむちゃん様 こちらの記事から、 本書を手に取った。 新しい作品で、第36回太宰治賞受賞作品。 帯にあるが、 職場にキレて偽装妊娠! 主人公の女性による、その記録の形の作品。 まず、女性へのラベリングやセクハラが酷く、 自…

野望についての対話と一考察のようなもの

知人に、何か生きた爪痕を残してみたい。 そう何気なく言った。 結論から言うと苛立たせてしまった。 というのも、 彼らは、 お金を貯めて海外の美術館に行き、 それが終わるとまた、 次なる夢を実行する。 また、 カンボジアに渡り、料亭のオーナーになった…

ドッカンバトルよ、私は帰って来た

従兄弟(兄)に誘われて、 ドラゴンボールアプリゲーム、 ドッカンバトルを、 再ダウンロードしてしまった。 龍石と言われる、ガシャに必要なアイテム、 まあまあ、貯まったので、 七夕フェスというイベントに、 のめり込んでいる。 もともと、ガチ勢だった…