郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

鬼籍の地球

ふと、他界した身内や様々な関係者が浮かぶ。

この世界に生きる者は、

皆、遅かれ早かれ退場する日が来る。

 

そう考えると、少し疲れてしまう。

 

身につけている物、

集めている品、

自分をカテゴライズする形なき様々な要素。

一切が、やがて尽きる。

それを、持って逝くことは出来ない、

であろうと思う。

 

著名な方ならば、

功績や評価は、後世まで残存することも有るだろうけれども。

 

そう考えると、

なんだか燃え尽きた様な気分が現れ、

昏くなる。

 

限られた生だから尊い

そのロジックは、分かるが、

寂しい心も否めない。

 

きっと、

大小さまざまな、

生と死。

それに付随する感情が、

この青い星の中で、

今日も、渦巻いているのではないか?

 

少なくとも、

僕はそうだし、

同じ様な人物も知っている。

 

それが、

良い悪いではなくて、

生きるという営みの持つ一面であるように、

また、

いつか来る終末への準備であるように、

頭の中に、在る。

 

生まれてから、自分は、

死へと歩き出しているというと陳腐な言い方かもしれないが、

必ず来る刻を意識しながら生きる。

 

それも肝要だと勝手に考えている。

 

では、また。