ふと、他界した身内や様々な関係者が浮かぶ。
この世界に生きる者は、
皆、遅かれ早かれ退場する日が来る。
そう考えると、少し疲れてしまう。
身につけている物、
集めている品、
自分をカテゴライズする形なき様々な要素。
一切が、やがて尽きる。
それを、持って逝くことは出来ない、
であろうと思う。
著名な方ならば、
功績や評価は、後世まで残存することも有るだろうけれども。
そう考えると、
なんだか燃え尽きた様な気分が現れ、
昏くなる。
限られた生だから尊い。
そのロジックは、分かるが、
寂しい心も否めない。
きっと、
大小さまざまな、
生と死。
それに付随する感情が、
この青い星の中で、
今日も、渦巻いているのではないか?
少なくとも、
僕はそうだし、
同じ様な人物も知っている。
それが、
良い悪いではなくて、
生きるという営みの持つ一面であるように、
また、
いつか来る終末への準備であるように、
頭の中に、在る。
生まれてから、自分は、
死へと歩き出しているというと陳腐な言い方かもしれないが、
必ず来る刻を意識しながら生きる。
それも肝要だと勝手に考えている。
では、また。