郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

明るい悪夢≒平山夢明

憂鬱に襲われた時

僕を救ってくれた読書体験。

 


筆頭は、

漫画家の藤田和日郎先生

これは揺るぎない。

 


そして、もう1人

オカルト好きの渇きを満たしてくれた方

記事のタイトルの、

平山夢明

その人である。

 


始まりは幼少期。

ジュブナイルの怪談を卒業し、

「超」怖い話 

こちらの文庫に出会う。

そして僕が手にした時の、

超怖の編著者が、

平山夢明氏だった。

 


安藤薫平氏

樋口明雄氏

 


そこを継いでの、

デルモンテ平山、つまりは夢さん。

 


夢さんと呼んでいいか不安だが、

平山夢明氏を、そう呼ぶ方もいる。

にしても畏れ多いので以下は、

平山さんにしようと思う。

 


平山さんと言えば、

怪談ジャンキー界隈では、

レジェンド。

 


そして、『ダイナー』の映画化に、

様々な、メディアミックスで、

認知度も高いと思う。

 


そんな、巨人には、

様々な顔があり浪漫をかき立てる。

 


ある時は、ミステリ、SF作家

ある時は、実話怪談蒐集家

さらには、サイコパス研究者

映画批評もなさっている。

 


こんな感じで、

多彩なカラーをお持ちの方で、

しかも、それぞれの業界で重鎮。

 


人柄は、破天荒でワイルドらしい。

稀有な存在。

 


そんな平山さんの幅広い著作の中で、

僕が特に惹かれたのは、

実話怪談。

 


さらにカテゴリを絞ると、

ヒトコワ系だ。

 


ファンの方ならこれでピンと来るかと思うが、

20世紀末に産声を上げたシリーズ。

『東京伝説』

これは、衝撃的だった。

エポックメイキングというか、

旧来のホラーとは一線を画す。

今なお、コミカライズされるほどの、

傑作である。

 


平山夢明本もやや手放してしまったが、

それでも、

このシリーズは、残してある。

また、

『鳥肌口碑』

『いま、殺りにゆきます』

『顳顬草紙』

『怖い人』

『怖い本』etc

 


及び、エッセイ、対談書、初期小説

これらも全て死守している。

減ったにせよ、

平山さんの本は、100冊は必ずある。

 


この茹だるような暑い夏には、

最適な恐怖、或いは笑い。

それらが必ず待っている。

 


それにしても、

守備範囲広すぎますよ平山さん!

 


稲川淳二座長から始まり、

京極夏彦さんとか、

岩井志麻子さんとか、

吉野朔実さんとか、

春日武彦さんとか、

清野とおるさんとか、

コラボも豪華絢爛。

 


ホントに、恐怖と笑いは紙一重

表裏一体。

そう平山夢明氏には教わった。

 


是非是非、

色々な方に読んで頂きたいなぁ。

 


入手可能で、ビギナーの方には、

 


『怖い本』シリーズ

 


ハルキホラー文庫のこのシリーズが、

オススメ。

 


『SINKER 沈むもの』

 


こちらは、絶版なので、

 


『他人事』

 


辺りもイイ。

 


ヒトコワならば、

やはり、

なんとか『東京伝説』を!

ベストセレクションも出ているし。

 


さらにさらに、

『怖い話はなぜモテる』

稲川座長との共著であるこの1冊

 


至高の領域。

 


一方的に押し付けまくるが、

 


結局、何が言いたいか?

 


平山夢明という人物は、

僕にとっても、

キラキラの夢そのものだってこと。

 


以上。

 


では、また。