郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

温めれば、何度だってやり直せる/『チョコレートな人々』

全国に50以上の拠点を構える、

代表の夏目浩次さんが作り上げた希望の店。

久遠チョコレート

この存在は知っていたが、

改めてこの密着ドキュメンタリーを観た。

タイトルは『チョコレートな人々』

宮本信子さんのナレーションという点も、

後押しのポイントだが、

観て、人生観が変わるほどの視聴体験だった。

 

さて、もしもスイーツを買うとして、

生産者が障がい者だとしたらどう感じるだろうか?

 

不衛生か?

危険か?

 

そんな色眼鏡を叩き割ってくれる作品。

 

代表の夏目さんは、

学生時代にハンディがあるクラスメートを虐めてしまった経験から、

20年前の青年期より障がいのある方々を活かすプロジェクトを考えていた。

 

そして、今や年商18億円の結果を出している。

 

知的、身体、精神など、

様々な障がいを持つ方々を積極的に且つしっかりとした給料で雇用。

しかも、一人一人の個性に合わせる努力も惜しまない。

 

僕も、メンタルに病を持つ身として、

このドキュメンタリーで、人の尊厳を再確認させて頂いた。

 

お涙頂戴では無い。

これこそ、今の時代に必要なリアル。

 

近日、夏目浩次さんの本が発売されるので、

是非、読んでみていただきたいです。

 

では、また。