大学時代。
S教授という人文系の伊達男がいた。
というか、いらした。
当時、
僕は頭を刈り上げ、耳にはぶっといボディピアスをぶら下げていた。
知人DJによるスタイルである。
そんなヤバい外見とはいえ、
割に勤勉な体でいたせいか、
教授陣には、よくしていただいた。
そんな折、
先述のS教授と海沿いの街を歩く僕。
眼前に反社会勢力の方々。
その時、
S教授がその集団の中を歩いていくと、
なぜか?
仮説ではあるが、S教授は全身白で、
ハットに特注品のセットアップ。
つまりは、
何処かのドンか、はたまた幹部。
そう思われたのではないか?
今や謎だが、
僕は、鉄砲玉の舎弟ぐらいの印象だった可能性は極めて濃厚だ。
では、また。