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日常を怯えて過ごす人間の雑記

フォアグラ?キャビア?フォビアです。

フォビアとは、恐怖症のことである。

そして、僕は、紛れもなくフォビア的なものを抱えている。

そして、思うのだ。

誰しもが何らかの恐怖を持っていると。

 

さて、僕の場合だが、

まず、動物が怖い。

ライオンからチワワに至るまで、

ビビってしまう。

 

よく想像してしまうのが、

路上に猛獣が現れたらどうするべか。

というもの。

突拍子もない話だが、

僕は幼少期に、最大の獣害発生地、

サンケベツの記念館に行き、

トラウマになった。

まだ開拓期の村を、

ヒグマが蹂躙し、妊婦や子供達まで、

襲われた惨劇。

三国連太郎主演の映画、

手塚治虫の漫画、

作品化されているし、

Wikipediaにも存在する。

 

ヒグマに対する恐怖は、

そのまま動物全般に対するフォビアとなり、

流れ星銀牙

などの、赤カブトというヒグマにも、

怯えた。

 

その後、

空手の師範から、

人間は武器を持って初めてネコと渡り合えるかどうかである。

そう教わり、慄然とした。

 

という感じで、動物は怖い。

 

そして、もう一つ、

虫も大の苦手である。

夏は、好きだ。

同時に虫の鳴き声にげんなりする。

中学生の時分、

図書室で、寄生虫の本を見つけて、

開いてみた。

果てしなくグロかった。

ホラー映画のゴア描写などとは、

また違ったヤバさ。

写真が沢山載っていて、

身体の一部がパラサイトにより腫れ上がっていたり、死に至る例もある。

 

それから暫く経った頃、

TVにて、

タツムリを食べた若者が死んだというニュースを知った。

なんでも、

タツムリに寄生していた虫が、

脳に至り絶命したとか。

 

ヤバすぎ!

もう無理じゃ。

そう思った20代の前半。

 

現在も、フォビアは纏わりついて離れない。

森林公園、

そういう場所を通る度に、

まだ、絶滅していなかった幻の狼。

まだ、見つかっていない猛獣。

こういった妄想により、

ドキドキしてしまう。

 

人間が、地球の先住者たる動物や、

昆虫に、忌避感を持つのは傲慢、

かも知れない。

 

でも、僕はなまら怖い。

亜熱帯のジャングルなんかに行ったら、

発狂する。

 

どなたか、これを緩和する手立てを、

ご教授ください。

 

切実な問題なのです。

 

では、また。