郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

世紀末に出会った本とそれから

1990年代後半。

時は20世紀末。

僕はローティーンだった。

 

そんな中で、

津原泰水

平山夢明

春日武彦

特にこの3者

他にも様々な本を読んでいたが、

それらの作品群は、

今も僕の血肉になっている。

と言いたいが、

そんなに立派な発言は出来ない。

 

津原泰水は、『妖都』

平山夢明は、『sinker沈む者』

春日武彦は、『屋根裏に誰かいるんですよ』

 

この3冊は、書店にてジャケ買い

なまら面白くて夢中になった。

 

後に、この3名の方々に繋がりがある事を知ったが、それはずっと後年。

 

平山さんは、実話怪談からミステリ。

春日さんは、精神医学からエッセイ。

幅広く執筆なさっている。

この2人のコラボは、興奮した。

 

そして、早逝してしまった津原さんは、

春日さんとの対談を、

BRUTUSにて読んだ。

 

僕はランダムに、手に取ったつもりだが、

無意識の中で似たような嗜好の様なもの、

それに引き寄せられたのだと思う。

 

自分の好きな書き手の方が、

アベンジャーズの様に、

組む!

その時に、

なんとも言えない愉悦の中にいる自分。

幸せだ。

 

津原泰水さんに関しては、

以前にも投稿したが、

やはり、訃報のショックは晴れない。

あんな才能の塊が、早すぎる。

 

お悔やみ申し上げます。

 

では、また。