郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

10余年、待望の『狂い』シリーズ3冊目

精神科医春日武彦

怪奇作家、平山夢明

 

この両名による対談書、

『狂いの調教』

サクッと読んで、ニヤニヤしている。

春日さん、平山さん、

どちらも好きで、

春日武彦=『屋根裏に誰かいるんですよ』

これからハマった。

以来、大体の著書は読んできた。

 

平山さんは、

作家であり、怪談ジャンキーであり、

ビデオ批評家でもあったりして、

『SINKER 沈むもの』は、2冊買って、

読み返しつつ、保管もしていた。

 

平山夢明氏は、

僕にとって大きな存在、

巨星。

 

幽霊話に飽きてきたところに、

『東京伝説』シリーズが飛び込んできたり、

春日先生の他にも、京極夏彦さんや稲川淳二座長との共著、

なまらオモロ〜なエッセイも量産して下さり、

愉快な読書ライフを送ることが出来た。

 

平山夢明の全身複雑骨折』

『どうかと思うが、面白い』

最高なのです。

 

最近の瞬殺怪談は、

短すぎて、あまり読み応えが無いが、

読書する余裕がない方にはオススメ。

1行とかで終わる話もありますぜ。

 

さて、春日武彦先生×平山夢明先生

『狂い』だけでなく、

サイコパスに関する共著もあり、

2人の会話がヤバいww

 

僕は、好きだが、

平山さんの、殺人鬼ものや小説、

苦手な方は苦手だろうし、

苦手でイイ。

苦手を連発してしまうが。

 

一方で、春日先生の著書も、

パラフレニーや異常精神に関する内容はあるのだが、普通の医学書も出しているし、

様々なサブカルチックというか、

キッチュな文化に対する愛が溢れた本も沢山あり楽しい。

 

そんな2人のコラボだから、

内容は、殺人やら陰謀論やら、

サイコな奴等に関する話やらが頻出して、

爆笑したり、複雑な感情に至ったり。

やはり、

ドチャクソやばい人間の事を、

腐るほど知っている方々だから余裕があってイイなぁ〜。

 

もしこれから平山夢明のホラーに触れるなら、

『怖い本』シリーズ

『他人事』あたりはいかがでしょうか?

 

そして、

春日武彦本ならば、

『私家版 精神医学事典』

この分厚い本を薦めたいです。

精神医学といっても、

春日先生の、私家版!

たんなる医学書に非ず。

エンターテイメント。

文庫化もしております。

 

ハートウォーミングな作品に飽きたら。

または、たまの刺激に是非是非。

 

あ!そう言えば、

あいみょんさん、

平山夢明の『他人事』が好きなんですって。

文庫版の解説は、

冨樫義博さんです★

 

ビッグネームからの入りでも、

読んでみてくださいな。

 

では、また。