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日常を怯えて過ごす人間の雑記

あの日僕を捨てた父は ザ・ノンフィクション

録画していた、

ザ・ノンフィクション

「あの日僕を捨てた父は」を観た。

 

ゲーム芸人

藤田真也45歳

2DKに、レトロゲームがギッシリ2万本。

数千万円相当のレアソフトを所持。

「ゲームは見たら買え」が持論。

カードローン、借金、限度額いっぱい。

真也さんは、

ゲーム業界では有名だという。

ゲームのプレイングも巧みだ。

 

両親は再婚同士で、義理の兄もいた。

母親が、くも膜下出血で他界。

享年43歳。

 

そして、ある日帰って来なくなった父親、

陽人さん。

クラスメイトの母と恋仲になり、

入り浸りになった。

 

兄は、高卒で独立。

月3万円で、1人で育った真也さん。

後に内縁の妻となる朱美さんの子に、

殺意すら覚えだという。

だが、

ゲームの力で、なんとか今日まで生きてきた。

「自分は捨てられた」と思いながら。

 

そこに、2022年7月、

陽人さんから連絡が入った。

81歳の独居老人。

遺言状を作るために、

財産の全てを真也さんに譲るとのこと。

 

父と子の再会の中。

陽人さんは、

アルツハイマー認知症が進行。

部屋は汚れ、

お金は浪費し続けるし、

朱美さんに定期的に、3万円プラスα

お金を渡して、競馬にも通う。

それでも覚えていない父に献身的に接する真也さん。

焦り、怒りが爆発。

また、朱美さんはお金がきれたら縁を断つと言い出す。

息子の真也さんが、仕事もせずに、

たかっているという虚言を口にする父。

朱美さんは、真也さんを親不孝だと罵る。

 

そこで、朱美さんの孫である俊くんが、

仲介に入り、

真也さんも給与明細を見せて誤解を解いた。

(と思われる)

 

82歳の陽人さんは、独居は厳しいと診断されるが、施設には入らないと主張。

真也さんは、複雑な心境のなかで、

陽人さんと朱美さんを旅行に誘い、

軽井沢で観光し、

カラオケを一緒に歌う。

 

サンサーラが流れる。

 

今後、陽人さんの年金は朱美さんが管理することになり終了。

 

途中で、陽人さんが息子を思い泣いたり、

財布から真也さんとの古い写真を出したり、

我が子を愛する気持ちはあったのかも知れない。

 

だが、正直なところ僕はまだ理解が足らず、

納得も出来ず、釈然としない。

さすがは、ザ・ノンフィクション!

 

レビー小体型認知症を患いながら、

1人で暮らしている90歳の僕の祖母のことを考えていた。

 

今日も僕は祖母を盛り上げることになるためにも、孤独を紛らわせるためにも、

少し長めのTELをする。

 

では、また。