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日常を怯えて過ごす人間の雑記

肌荒れと憂鬱の先に

現在では、小康状態ではあるが、

僕はアトピー性皮膚炎に苦しんできた。

発症したのは中学生。

多感な時期に、

顔が真っ赤になり熱を帯び、

痒みや、肌の突っ張りにやられた。

ある生徒からは、

ゾンビと言われたし、

写真に写っている自分の顔が嫌だった。

そして、

身体にも侵蝕が進み、

柔らかい部分は、ただれた。

 

自分ばかり何故だ。

そう悲観し高校へ、さらには大学へ。

治らない。

 

湯治を検討したり、

何時間もかけて東洋医学の医師の元に通い、

身体中に、置き針をしたり。

良くならない。

 

そして、開業したばかりの、

皮膚科に行き、

薬理学に縋ることにした。

ステロイドが入った軟膏は、

使い方に注意が必要だが、

効果は大きく、

僕の皮膚炎との共存が始まる。

 

それにしても、皮膚科というところは実に不思議な場所に思えてしまう。

というのも、

毎回、混み合って待ち続けているが、

診察される方々に、

顔が赤いとか、首や手が爛れている、

そういった部分を目視した試しが無い。

無論、見落としているのだろう。

しかし、

妙だなぁ。

勝手に思ってしまう。

 

さて、回復した僕だが、

油断は出来ない、

季節の変わり目や乾燥に食事。

これらに注意している。

成人してからなのだが、

海老と鯖のアレルギーも発症し、

悲しくてやりきれない。

例えば、生寿司に海老は必ず入っているし、

宿の和食でも、海老はレギュラーメンバーではないか。

鯖も、好きだから凹む。

 

まあ、ここまでやんや言ってきたが、

悲観してばかりではいられないし、

そうするつもりも無い。

 

今は、軟膏もステロイドは無しに移行し、

安定している。

尤も、現在の僕は皮膚の調子が良くない。

しかし、

正しい対処をすれば快方に向かうはずだ。

 

春になってしまえば、

もうこっちのもんだべ!

そう開き直っている。

 

気を紛らわせるエンタメは、

様々な病のクスリとなると思う。

 

もし、同じく肌が弱い方がいたら、

爪は深爪にする。

お風呂に、きちんと入る。

乾燥を避ける。

睡眠をしっかりとる。

生活習慣、リズムを守る。

皮膚科に行く。

 

これらを、オススメします。

 

この瞬間も、僕の肌はジンジンする。

だが、それは些末なことだと割り切り、

やりたいこと、

しなくてはいけないこと、

それらを消化する方に感覚を向ける。

 

冬もあと少し。

僕の心は、まあまあである。

 

では、また。