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日常を怯えて過ごす人間の雑記

コロナ禍と幸福論

男女共同参画白書によると、

20代女性の約5割、

男性の約7割が、

「配偶者や恋人がいない」

また、

これまでデートした人数については、

ゼロと答えた人が20代の独身男性で約4割、

独身女性で約3割。

こうしたデータが出ている。

また、

政府の調査によると、

「孤独感がある」

30代が最多、だという。

 

さて、これらの問題は、

所謂、リア充的な観点からすれば、

嘆かわしい事なのかも知れない。

コロナ禍も関係している。

 

さらに、

『ルポ 中年童貞』幻冬舎新書

こちらの中村淳彦の著書には、

中年男性の問題が取り上げられていた。

 

類書もいくつか読んだが、

僕は、あまり危機的とは思えない。

個人的に、孤独を生きることを、

悪いことだとは、

思えないのだ。

勿論、パンデミックによる生命の危機などは、

絶対に防がれるべき事態。

あくまで、孤独という話の中での話。

 

今のコロナ禍をポジティブに捉えるのは、

大変困難ではあるが、

自粛の中で、自己を見つめる時間が増え、

内省のトレーニングにもなっているのではないか?

集団で、ワイワイやるのも楽しい。

ただ、静かに自身の内部に潜り、

思考を研ぐのも、

ひとつの大事な行為だと、

あくまで私見では感じるのだ。

さらに私事で恐縮だが、

いくつかの問題について調べていて、

映像や書物で、

インプットしている最中だ。

こういう事が可能なだけでも、

僕は、リア充だと感じている。

さて、閑話休題

幸福について考える時、

いつも思い出すのが、

以前の職場での上司のお話である。

その方によれば、

部下達を見ていると、

皆、他者の日常がキラキラ輝いていると妄信して、自身を不幸と考え、

自ら苦しんでいる様に見える。

しかし、

実際はそんなお祭りの様な人生などは、

稀有であり、

些細で、密やかな楽しみを糧に、

コツコツ生きている人が大半なのではないか?

 

この考えに、当時の僕は救われた。

「そんなもんだよなぁ」

気が軽くなったのを覚えている。

ちなみに、

件の上司は、

帰宅したらスポーツをTVで観ながら、

少しお酒を呑んで、寝る。

そういう生活を送ってらっしゃるとの事。

 

かなり、支離滅裂な乱文で気が滅入るが、

幸福とは、

結局は自分の立ち位置でいくらでも変化するのではないか?

自分だけが不幸で、

それ以外を妬むというのは悲しい。

 

恐らく、一部の成功者を除き、

不安が無い方などいないと思う。

いや、その成功者にしても、

怪しい。

だから、交際経験ばかりで幸福は測れないのは当然だと思う。

 

僕は、

等身大の幸福

そういう幸せを意識している。

 

では、また。