郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

微睡デイドリーム

一身上の都合から、

日中にも時間ができて、

なんだかポッカリ穴が空いた心境。

街は、人混みもまばらで、

風は凍てつき吹き荒ぶ。

この土地で、これからどうしよう。

そんな思考で、

ゆっくりと生きている。

悲観的ではないが、

ただ生きている。

 

月末には、誕生日。

30代も後半なので、

全くめでたくない。

 

きっと、その日も、

本を読んだり、

レーニングしたり、

サブスク観たりしているに違いない。

 

孤独感は、ほぼ無い。

団体で、騒ぐのも嫌いでは無いが、

元来は、個人主義的。

 

新たに見つけた楽しみは、

昼寝。

昼に横になりウトウトする時間。

そんなの初めてに近い。

昼には、気が張っていて、

寝られる訳ない!

そう生きてきたが、

これが、割といける。

 

瞳を閉じて、意識が沈んでゆく中で、

夢か現か分からない情景が浮かび上がる。

その愉悦。

 

その30分程度の時間が、

今の僕の、内部シェルターの役割を、

刹那だが担ってくれている。

 

アルトサックスを、久々にケースから出して、

軽く鳴らす。

傷んでいるので、

修繕して冬に使おうかな、

なんて考えている。

 

アラフォーの悲哀が、

僕のやや肥大した筋肉に、

纏わりつく。

 

宙空に弧を描く様に。

上段の蹴りを放つと、

サンドバッグが跳ね上がり、

静かな部屋に、軋む音が、響いた。

 

冬が魔性の力を運んでくる。

間もなく、雪が降ってくる。

 

さあ、ピザでもとろうww

 

では、また。