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日常を怯えて過ごす人間の雑記

るーみっくわーるどの極北/『人魚の森』高橋留美子

ちわぷ〜の書評ブログ🐶

ちわぷ〜🐶 (id:chiwawatan)様

その記事を拝読して、

注文していたマンガ。

人魚シリーズ

作者はレジェンド、高橋留美子先生。

 

人魚の肉を食べて不老不死になった青年、

その青年が数百年の時間の中で、

ある少女と邂逅。

その男女、

湧太と真魚の2名を主軸とした、

壮大な物語。

というか、最早、人魚サーガとも云える傑作。

 

ちわぷ〜さんに記事にして頂いた様に、

僕は、生まれてこの方、

藤田和日郎作品の虜である。

そして、

その藤田先生が憧れる存在。

高橋留美子先生!

 

重鎮でありながら、

今尚第一線で描き続ける巨星。

 

有名作は、大体押さえていたつもりだった。

しか〜し!

こんな傑作があるとは。

 

コミカルな展開は抑えてダーク。

人魚伝説を新解釈でぶっ立てた、

現代のフォークロア

久々に、読後に脳内に纏わりつく感覚。

ああ、オモロ。

 

今昔物語とか雨月物語とか、

捜神記に聊斎志異あたり。

この辺にハマっていた幼少期。

そういった民話に切り込むテクニック。

 

異形や怪異を通して、

人間生命の本質に迫らんとする筆力に圧倒された。

本記事にて、内容の詳述はしないが、

まさに、マンガ界のグランドマスター

るーみっくわーるど炸裂。

 

※現在、認知症の祖母が大怪我をして、

わやな状況下ではある。

しかし、少し落ち着いた中で読んだ本作。

命を見つめるひとときとなった。

これから在宅介護の日々になるやもしれん。

ちわぷ〜さん🐶に、感謝。

 

そして、多分だが、

ちわぷ〜さんも、

うしおととら』を好んで下さりそうな気がしている。

 

では、また。