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日常を怯えて過ごす人間の雑記

白面の者

僕は、

漫画家の藤田和日郎先生のファン。

生まれて初めて読んだのも、

そして恐らく最期に読むのも、

 


藤田和日郎作品だ。

 


何度も執拗に言わせてもらうが、

藤田和日郎作品が、

僕にとっての漫画の原風景。

 


そんな藤田先生の漫画である、

『ゴースト アンド レディ』

来年から、劇団四季により舞台化!

 


ただ、

注目する前に、まずは、

藤田和日郎という漫画家が、

何故に鬼才と呼ばれるかを伝えたい。

 


『帯刀石仏』という初期の未発表作から、

すでにオカルトと浪漫のコントラストが爆発している。

 


そこから、

少年漫画の頂点にして、限界点。

そう謳われた傑作、

うしおととら』以来ずっと追いかけているファンとして、

全作品を熱く綴りたいのだが、

その楽しみは、自粛して、

うしおととら』から、

藤田先生の鬼才っぷりを語りたい。

 


さて、

うしおととら』をまずご存知だろうか?

 


週刊少年サンデーのオールタイム人気作の統計で、

名探偵コナン』に次いで2位。

 


それでも、分からないであろうか?

 


よく聞くのは、

からくりサーカスの作者』

こういう認識の方。

 


間違ってはいないが、

ガチ勢の僕からすると残念。

 


確かに、『うしおととら』は、

人を選ぶ画風と言われる。

さらには、藤田作品全体も。

 


だから、無理に読めとは言えないが、

かなり、読んでくれとは思っている。

 


さあ話はここからだ。

 

タイトルの「白面の者」とは、

うしおととら』のBOSSキャラだ。

 


そして、このネーミングだけで、

すでに、藤田和日郎は鬼才。

 


普通、敵BOSSにも、

固有名詞の名前がありますよね?

 


フリーザだったり、

ユーハバッハとか、

サノスとかね。

 


一方で、白面の者。

名は体を表すといいますが、

確かに白い顔をした妖怪なんです。

 


そこに僕が感じたのは、

名前すら定かでは無く、

伝承や神話の様に伝えられ、

形容するのがやっと。

そんな圧倒的な恐怖の対象という存在感。

 


名前が姿を如実にあらわすが故の、

さらなる絶望感。

奴はヤバい!

そう皆が畏怖する化け物。

 


伝わっていますかね?

僕の破茶滅茶な駄文で。

 


最凶の敵。

 


それに立ち向かうキャラ達の物語も、

涙無しには語れないが、

この記事では収まらない為割愛するので、

ガチで、読んでいただけると嬉しいです。

勿論、

僕が描いたわけじゃないんですけどね。

 


以上、

藤田和日郎作品の魅力の、

ごく、ごく、ごーっく一端でした。

 

 

 

では、また。