郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

正義?

クリスチャン・ベール主演映画、

リベリオン

この映画は、

銃と体術を組み合わせた、

ガン=カタ

なるもののカッコよさで有名だ。

第三次世界大戦後の国家、

リブリアを舞台に、感情を殺す管理社会が、

描かれている。

これをどう観るか。

この未来は来るか?

 

巷では、市井の方々が立ち上がり、

性差、格差を打倒する勢いがあり、

僕もポジティブに受け取っていた。

しかし、

だんだんと、その内容は自由や多様性の名の下に、あらゆる表現発言を支配する。

そんな時代が、見えてしまった。

 

ヴィジランテ

これは、自警団。

つまり、法で裁けない問題を、

立ち上がり成敗する。

 

ただ、それが度を超えていけば、

過激派の暴走と変わりなく見えてしまう。

と、

僕は、感じ始めた。

人の尊厳や在り方を、

配慮することは大切な事!

一方で徹底的にそれを行使するならば、

人々は、沈黙を余儀なくされる。

 

F-1のグリッド・ガール然り、

その勢いで、

ラウンド・ガールや、

風俗の方々に至るまで、

ミソジニーの名の下に、

排他される女性が現れるかもしれない。

 

表現や主張を封じられた民衆は、

まさに、

リブリアの市民。

 

本末転倒ではないか?

 

僕は、このブログで、

性暴力やインセスト

いじめ、リア充などに言及してきた。

そういった調べ物を続けるうちに、

自分の主張で他者を守るという行為は、

一方で、

一部の人々の声を殺すことになりかねない。

そう思い至った。

 

これは、杞憂なのであろうか?

それが、悪夢のように、

まとわりつくのである。

 

では、また。