クリスチャン・ベール主演映画、
『リベリオン』
この映画は、
銃と体術を組み合わせた、
なるもののカッコよさで有名だ。
第三次世界大戦後の国家、
リブリアを舞台に、感情を殺す管理社会が、
描かれている。
これをどう観るか。
この未来は来るか?
巷では、市井の方々が立ち上がり、
性差、格差を打倒する勢いがあり、
僕もポジティブに受け取っていた。
しかし、
だんだんと、その内容は自由や多様性の名の下に、あらゆる表現発言を支配する。
そんな時代が、見えてしまった。
ヴィジランテ
これは、自警団。
つまり、法で裁けない問題を、
立ち上がり成敗する。
ただ、それが度を超えていけば、
過激派の暴走と変わりなく見えてしまう。
と、
僕は、感じ始めた。
人の尊厳や在り方を、
配慮することは大切な事!
一方で徹底的にそれを行使するならば、
人々は、沈黙を余儀なくされる。
F-1のグリッド・ガール然り、
その勢いで、
ラウンド・ガールや、
風俗の方々に至るまで、
ミソジニーの名の下に、
排他される女性が現れるかもしれない。
表現や主張を封じられた民衆は、
まさに、
リブリアの市民。
本末転倒ではないか?
僕は、このブログで、
性暴力やインセスト、
いじめ、リア充などに言及してきた。
そういった調べ物を続けるうちに、
自分の主張で他者を守るという行為は、
一方で、
一部の人々の声を殺すことになりかねない。
そう思い至った。
これは、杞憂なのであろうか?
それが、悪夢のように、
まとわりつくのである。
では、また。