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日常を怯えて過ごす人間の雑記

和製ドゥ・ワップを聴く曇天の日

1950年代に、R&Bを直に黒人音楽として生まれた合唱スタイルの音楽。

僕も、あまり詳しくはないが、

ドゥ・ワップ

これも味わい深い。

とは言え、聴いているのは、

日本のドゥ・ワップ。

 

鈴木雅之を筆頭に活動する、

シャネルズ/ラッツ&スター

こちらが、有名。

 

しかし、元祖は、

ザ・キングトーンズ

 

『グッド・ナイト・ベイビー』

あまりにも有名である。

 

また、

『暗い港のブルース』

物悲しい曲ながら、美しい旋律と、

楽器の伴奏も相まって完成度たけ〜!

 

CD💿の帯には、

ジャパニーズR&Bの金字塔

そう書いてある。

 

それもそのはず、

彼らの活動は1958年から始まっているのだ。

 

不滅のスカイ・テナー

異名の通り、強烈なインパクトを放つ。

 

内田正人は、

特徴的なハイトーンが、

なんともいえず心地良い。

 

圧倒的な歌唱。

 

まあ、周りに話しても、

ポッカーン状態になる。

 

ただ、

トーケンズのカバー

『ライオンは寝ている』

これを聴かせると、

ああ!

この曲知ってるわ。

こうなるわけで、

個人的には、燦然と輝く音楽だと思う。

 

ムード歌謡にしても、

ドゥ・ワップにしても、

たまたま出会っていたから、

そこから入った。

 

これは、たいへん重要な事ではなかろうか?

 

幼少期に、文学全集が並んでいたから、

あるいは、VHSや DVDがあったから、

だから、読んだり観たりするきっかけになったという話は多いし、

往々にしてそういう人は、

何かのジャンルに強い。

 

僕は、子供の頃に文学に囲まれていた訳でもなければ、映画をホームシアターで観ていた訳でも無い。

 

その代わり、図書館には入り浸り、

レンタルビデオでホラーやら功夫を観ていた。

 

毎日毎日、読書する様になったのは、

小学生からで、

ジュブナイルから始まり、

背伸びしつつ、

広いジャンルに手を出していった。

 

さて、ドゥ・ワップ

これは、ムード歌謡と同じく、

父のCDコレクションを聴いたからだ。

 

何かを知ること、

そのタイミングに恵まれるのは貴重。

 

大袈裟かもしれないが、

かなりの確率で、

自分にとっての最高の文化に触れることなく、

生きていき、死んでいく。

そんな状況は、あると思う。

 

はてなブログにて、

拝読する記事の執筆者の方々は、

やはり何かに確実に強い。

 

ジャンルは関係無く、

自分が胸踊るコトに巡り会える機会に恵まれたことに、

感謝している。

 

では、また。