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本の虫たちの読書会/『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信

書評ブログ

本好きの秘密基地 はむちゃん様

読子の本棚 本田読子

 

このおふたりとの読書会がリブート

〈本の虫たちの読書会〉

課題図書は、

読子さんが選定された

儚い羊たちの祝宴米澤穂信

 

さて、いってみよ〜!

 

まず、本書は「バベルの会」なる読書サークルに関わる者たちの5篇

 

身内に不幸がありまして

北の館の罪人

山荘秘聞

玉野五十鈴の誉れ

儚い羊たちの晩餐

 

そして、これら5篇を順に追ったあとに、

総括を書くのが常道かと思ったが、

今回も、2名の書評ブロガーによる強固な解説があると思われる。

てか、確実に。

そのため、僕は5篇でなく1冊のレビューをさせて頂きたい。

また、ネタバレは無しに近い。

僕のブログのスタンスはあくまで、

キッカケに過ぎないからである。

 

さあ、本書は名家に仕える使用人・奉公人による惨劇をオチに据えたミステリ。

また、様々なミステリの名作への愛にも溢れている。

僕は、米澤穂信の短編集は、

『満願』のみの経験。

加えて、このレビューに際し他サイトの評価などは読まないようにしているので、

言葉足らず、的外れ、重複があるかと思う。

それらを恐れずに言わせて頂くとすれば、

 

もっとミステリを読んどけよ俺!

 

これに尽きる。

作中の展開、

固有名詞で出てくる名作のタイトル、

そのいずれも、なんと無くオマージュなんだろうな。そして、既読ならばオモロさは更に倍増したはずだな。

痛感しました。

 

前回の読書会で、

道尾秀介のダークな短編集を選んだが、

久々にコラボする読子さん。

 

アナタもダークだぜ!

漆黒だべさ!

(勿論、イイ意味で!)

流石は、イヤミス好きだよ。

 

おっと脱線。

ちなみに、近年のイヤミス短編集。

パッと浮かんだ秀作、

『痺れる』沼田まほかる

あれにしても、

今回にしても、

ミステリ短編って本当にいいものですね★

 

というわけで、

米澤穂信さん

儚い羊たちの祝宴

ズッシリくる魔性の本格ミステリ

ご馳走様でございやした。

ほとんど内容に触れてませんが、 

読んでみようかな?

なんて思って頂けたら幸いです。

 

では、また。