10代の若き時分。
クラスメイトのO君宅に再び行った。
その際の短いエピソードである。
当時は、思春期真っ盛り。
僕らの男子集団も御多分に洩れず、
悶々とした日々を営んでいた。
そんな折、
O君の部屋に、アダルト雑誌を見つけ、
訪問者の僕ら、2人は早速開いてみた。
捲ると、そこには刺激的な内容が!
夢中でページを進める。
と、ある頁がベトベト貼り付き開けない。
だが、
なんとか破る事なく開くことに成功。
しかし、
何故、ページ同士が貼り付いていたか?
O君に問いただす。
ヤンキーの知人が、ふざけて接着剤で、
くっつけたと答えられた。
それを信じて、20年が経ち、
ひとつのケースが浮かぶ。
ひょっとして、
O君は、アダルト雑誌の或るページに欲情し、
そこに、放ってしまったのではなかろうか?
今となっては、真相を知る由も無いが。
では、また。