郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

雑誌の中身/SALVAGE

10代の若き時分。

クラスメイトのO君宅に再び行った。

その際の短いエピソードである。

 

当時は、思春期真っ盛り。

僕らの男子集団も御多分に洩れず、

悶々とした日々を営んでいた。

 

そんな折、

O君の部屋に、アダルト雑誌を見つけ、

訪問者の僕ら、2人は早速開いてみた。

 

捲ると、そこには刺激的な内容が!

夢中でページを進める。

と、ある頁がベトベト貼り付き開けない。

だが、

なんとか破る事なく開くことに成功。

しかし、

何故、ページ同士が貼り付いていたか?

 

O君に問いただす。

ヤンキーの知人が、ふざけて接着剤で、

くっつけたと答えられた。

 

それを信じて、20年が経ち、

ひとつのケースが浮かぶ。

 

ひょっとして、

O君は、アダルト雑誌の或るページに欲情し、

そこに、放ってしまったのではなかろうか?

 

今となっては、真相を知る由も無いが。

 

では、また。