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日常を怯えて過ごす人間の雑記

僕の音楽鑑賞に於ける黎明期と愛と幻想のレスポールと

僕は、音楽の詩を読むのが好きだ。

現在、配信で歌詞も流れてくる時代で、

CDのライナーノートに目を向ける機会も大分減ってしまった。

 

さて、そんな中で若い頃は、

聴かなかった歌手。

さだまさし井上陽水

ユーミン中島みゆきetc

こうした方々は、

叙情的歌詞を実に巧みに操る技師だ。

 

本当に、曲の中に物語があり、

もはや、文学作品であるように思うのは、

僕だけでは無いだろう。

というか、僕は気づくのが遅く恥ずかしい。

 

J-POPばかりを聴き、

フォークや歌謡曲とは距離があったローティーンの僕は、

或る朝に、文学的楽曲と出会った。

そして、

それが、スガシカオ

『夕立ち』

この曲の前奏から酔い、

日常の一場面が、頭の中に

グラフィカルに飛び込んで来た。

僕は稲妻に打たれた感触。

B'zを聴いたり、

影山ヒロノブ

スラッシュメタル

これらを聴いたりしていた少年が、

楽曲の詩にうたれた瞬間だった。

シカオさんがデビューしたのは、

30歳。

やや遅咲きともいえるかもしれないし、

胃腸薬を白米にかけて食べるほど追い込まれたという逸話がある。

 

『夜空のムコウ』

『リアルフェイス』

『Progress』

アイドルグループへの楽曲提供、

長寿ドキュメントのテーマ曲担当。

 

これらは、広く知られているであろう。

 

一方で、セクシャルだったり、

絶品の、ダンスナンバーを、

シカオさんは、

ファンクとして発明なさってきた。

 

僕は、スガシカオのインタビュー、

また、詩集にエッセイ、

LIVE映像をチェックしてきた。

その中で、

特に思い入れがあるのが、

サードアルバム

『Sweet』で、

こちらを幾度となく聴いたり、

詩を眺めながら、

或いは音を流しながら、

微睡の中にいる様な、

白昼夢に遭遇した様な、

そんな形容し難い感覚に没入していった。

 

上述した『夕立ち』

他にも、シカオさん曰く文学の影響が色濃く出たという楽曲が集まっている。

 

スガシカオ🟰ハルキスト

なので、

村上春樹の『アフターダーク

その中に、曲が登場したり、

また、アルバムのライナーノートを、

村上さんが書いたり、

繋がりがある。

 

シカオさんは、音楽の人脈も広く、

一部挙げると、

ミスチル桜井和寿

flumpool

高橋優

怒髪天

水樹奈々

トータス松本

大槻ケンヂ

山本彩

稲川淳二座長

などなど、

勿論、

元所属事務所の、

杏子

山崎まさよし

両名を含む多くのアーティストと親交がある。

 

さらにさらに、

星野源主演ドラマにて、

俳優活動も。

 

『イノセント』を聴きながら、

僕は、また。

リズムの虜になっている。

 

では、また。