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日常を怯えて過ごす人間の雑記

流麗に魅せる!『グランドマスター』

ブルース・リーの師にして、

詠春拳の達人、

葉問=イップマン

 

彼の作品は、

ドニー・イェン主演でシリーズ化され、

何度も観た。

時代考証が違うとか、作り話。

こうした意見は、僕にはあまり関係ない。

ただそこに、

マーシャアルアーツがあるならば。

 

さて、名匠ウォン・カーウァイ監督が10年かけて生み出した作品。

グランドマスター

こちらは、40を過ぎたトニー・レオンが、

葉問を演じるため、4年トレーニング。

チャン・ツィイーが、

「しばらく映画でアクションはやらない」

そう語るほどの、

肉体の強化や武術の鍛錬を重ねて結実した映画である。

カミソリ役の、

チェン・チャンに至っては、

八極拳の大会で、リアルに優勝。

それほどの本格派。

マックス・チャンも見事なカンフー。

 

日中戦争下の動乱期を描きつつ、

ウォン・カーウァイ監督らしい、

映像美に巧みな演出。

 

雨の中で、ハットを被った葉問が、

華麗な技を炸裂。

トニーのファンは観ているだろうけれど、

カッケ〜。

『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー3』

あたりから、

『HERO』

ここら辺を観ても、

トニー・レオン衰えず。

 

そしてそして、

何よりも、

チャン・ツィイー美女かぁ。

初恋のきた道

『グリーンデスティニー』

『天上の剣』

ラッシュアワー2

なんでもできちゃう俳優さんだなぁ。

この方の武術もキレッキレで、

マックス・チャンとの鉄道駅での死闘は、

芸術だ。

 

楽園の瑕』然り、

ウォン・カーウァイ監督の作品は、

作り込まれているから、

爆炎のような熱というより、

陽炎の如き揺らめきに満ちている。

 

ここまで、やんや言いましたが、

モチロン、ウィルソン・イップ版の、

ドニー・イェンも大好物です。

 

大塚芳忠さんの吹き替えがハマっている。

ジャッキーの石丸博也さん、

ジェットの池田秀一さん。

 

完璧だと思いますなぁ。

 

ドニー・イェンがアクション指導した、

邦画

修羅雪姫』主演は、釈由美子

これは、チラ見した程度なのだが、

評判を調べてもいない。

こんど、キチンと観なくちゃな。

 

と、話が逸れましたが、

グランドマスター

なんて呼ばれてみたいなぁ。

とか言っておりましたが、

映画を観ると、その重積に耐えられそうに無いので、ありえん。

冴えんなぁ〜自分は。

 

なんて考えながら、

ジェット・リーの流れるような演舞に見入っている。

 

では、また。