容姿端麗で、ジムのトレーナー兼、教育者の、
清沢賢二。
結婚3年目で、
乳児にも恵まれて新居探しを始める。
そして、
「まほうの家」という触れ込みの、
快適な物件を選ぶのだが、
賢二の生まれた環境、
精神疾患に苦しむ兄や母。
明るみになりつつある不倫の動向など、
問題が浮上。
さらには、新居に何か人ならぬ存在がいるのではないか?
そう言い出す者も現れる。
タイミングが重なる様に、
不審死する関係者。
この家、何かある。
と、毎度ざっくり説明で恐縮です。
本作は、
第13回小説現代長編小説新人賞受賞作
以前にジャケ買いし、
放置しておりましたが、
映像化されるらしいとのことで読了。
ホラーだということは認識しておりましたが、
果たしてサイコホラー?
心霊系?
ヒトコワなのかな?
ちょっと猜疑心を抱きながら読み進めました。
僕は一気読み派ですが、
本作もそうでした。
著者の方が、歯科医院勤務とのこと。
きっと色々な人間の内側を、覗いてこられた方なんだろうなぁ。
そう思わせるダークな内容。
是非、一読して体感してみてください。
では、また。