まず、分厚い。
極端にではないが、重みもある。
あらすじは、割愛します。
強いて言えば、
この記事は、キッカケに過ぎません。
直木賞受賞作品。
この50年が、ズシリときた。
そして、結果は一気読み。
神拳会なる武道集団、
千里眼、
「土木反転」の教えに、
孫悟空の修行。
この様なつかみで、
読書リビドー発動。
神父クラスニコフ
彼の信仰。
そして、神話や伝説の話。
何より、通訳として満州に潜入した、
「細川」という人物。
彼は、
国家とは、すなはち地図だ。
そして、
闘争、つまり拳の因果関係に言及するのだが、
これが、深く根幹に突き刺さる。
様々な謀略や感情に歴史。
これらが詰まった本作。
まさに、
地図と拳
このタイトルに尽きる。
さて、
武侠小説に疎い僕は、中国の人名地名、
ワードにやや苦戦。
しか〜し、
オモロ〜!!
毎度毎度、この表現で済ますなよ。
そう自分でも思う。
実に面白い作品でした。
まだ、余韻に浸っています。
では、また。