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日常を怯えて過ごす人間の雑記

『ほねがらみ』芦花公園/屋根裏の内緒話

⭐︎書評ブログ⭐︎

 

読子の本棚    本田読子

本好きの秘密基地 はむちゃん様

 

読書会 【屋根裏の内緒話】

 

選書は、ニードル

課題図書 『ほねがらみ』芦花公園

 

では、始めさせて頂きます。

 

〈概要〉

 

1990年代初頭に産声をあげた実話怪談。

そして、世紀末の『リング』

2010年代の『ぼぎわんが、来る』

さらに、

残穢』から連なるモキュメンタリー・ホラー。

その中での、

芦花公園のデビュー作品。

『ほねがらみ』

実話怪談を追い続けて数千冊。

本書の類は敬遠していた、

筈だった。

この、傑作≒血作

読子さんを巻き込んで良かったのか?

そんな、不安の種。

 

〈本題+総括〉

 

医師である「私」の怪談蒐集。

土着の信仰。

因習。

ネット記事から、民俗学

まさに、全方位型。

それらが、一気に収束していく。

読み手としては、

夢中にならざるを得ない作品。

 

尚、今回の記事作成に際して、

Jホラーについて書きたいことが多すぎる。

その為、あいも変わらずだが、

詳述、書評の内容は、

読子さんに依存する形になること。

ご容赦願います!

 

さて、この本はホラーのある種の、

臨海地点であると思う。

実をいうと、

はむちゃん、読子さん、

お二人との三人体制の読書会の際に、

僕はひとつの布石を放ったのだった。

というか、つもりだった。

選書したのは、

『火のないところに煙は』芦沢央

これは、

芦花公園とのW芦、

モキュメンタリー・ホラー

こちらへの誘導であり、

その後の、はむちゃんの休養。

からの、読子さんの反応。

これらを、予測は出来ない中での、

ちょっとした冒険であった。

 

だが、今は、

そんなことせんで、早く本書を読めばいかった。

そう痛感している。

 

芦花公園さんは、

モキュメントは、最初だけにすると仰っているが、

雨穴さん

背筋さん

梨さん

三銃士が、居る!

そして、怪談師の台頭。

古豪の変わらぬ活躍。

完全に、Jホラーはノっている。

 

平山夢明さんや、朱雀門出さんの実話怪談が大好物な僕は、

モキュメントにはハマらないと思っていたが、

気がつくと書棚にはズラリ。

魅力に反すること能わず。

 

最後に、ホラー漫画『フォビア』

完結が淋しいが、

多数のメディアミックスを起こしていくホラー。

目が離せない。

読子さんがじわりじわりと、

ホラーに向かったこと。

はむちゃんの出産W(`0`)W

なまら、嬉しい。

 

あ、やっぱ書評になってねーべや。

 

誠にすんません。

 

では、また。