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日常を怯えて過ごす人間の雑記

『ワーキング・ホリデー』坂木司/屋根裏の内緒話

⭐︎書評ブログ⭐︎

 

読子の本棚    本田読子

本好きの秘密基地 はむちゃん様

 

読書会 【屋根裏の内緒話】

 

僕の遅れで遅延になりましたが、

読子さんとの2人体制での開催。

 

選書は、読子さん

 

課題図書

『ワーキング・ホリデー』坂木司さん

 

読子さん、すみません(>人<;)

では、始めさせて頂きます。

 

〈概要〉

 

坂木司さんの作品は、

短編集を2冊読んだ程度の知識しか無く、

今回の作品も、

タイトルからは全く内容は推測出来ず。

缶コーヒーを用意して、

頁をめくり始めた。

 

〈本題〉

 

元ヤンキーのホスト、沖田大和、

彼の下に息子と名乗る少年、進がやってきて。

という、

温かすぎるお仕事小説であった。

当方は独身だが、

行き場のない父性を刺激され、

泣けて泣けて。

心地よい読後感が素敵なシリーズ。

読子さんの選書、ナイスだべや♪

 

〈総括〉

 

本作は、後日譚もあるということで、

熱い大和と、しっかり者の進くん。

次も楽しそうだ。

随所に散りばめられたキラキラ感。

大和=ヤマトからの運送業

親子の周りの温かい方々。

昼下がりのモールの食材コーナーにいるかの様な気持ちに、個人的には包まれた。

あくまで個人的に。

 

粗野粗暴だがブレない父、

器用ながらめんこい息子、

読了してから気づいた開けていない缶コーヒー。

それだけ入り込んだ。

 

最後に、

ひとつ、気に入ってしまった台詞を。

 

「進の顔が、ぱっと輝いた。うん、やっぱガキはこういう顔をしてなくちゃいけない。」

 

くぅ〜、

 

そして、はむちゃん出産ガンバ!

 

 

では、また。