遠い知人に、司書の方がいると知り、
コンタクトをお願いした。
僕の住む地方都市の、
さらに僻地にいるという。
朝から、タクシーなどを使って、
漸く会えたが、
本の話をしても、
真摯な対応を心がけても、
何やら話が進まない。
歩きながら何とか会話のやり取りをしようとするも、
ただ誘導して下さるだけ。
結果、我々2人の前には、
幕のかかった駐車場。
ピンク色が汚れている。
強風で髪を乱されながら、
僕は、その女性を睨んで、
去った。
男性が全て、そう言う目的で、
近寄るわけじゃあないし、
無論、
女性が皆、そう考えているわけでもない。
ただ、
ひと握りでいい。
本好きの人間として対話がしたかった。
ただ、それだけなんだ。
では、また。