郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

虚しき一期一会

遠い知人に、司書の方がいると知り、

コンタクトをお願いした。

僕の住む地方都市の、

さらに僻地にいるという。

 

朝から、タクシーなどを使って、

漸く会えたが、

本の話をしても、

真摯な対応を心がけても、

何やら話が進まない。

 

歩きながら何とか会話のやり取りをしようとするも、

ただ誘導して下さるだけ。

 

結果、我々2人の前には、

幕のかかった駐車場。

ピンク色が汚れている。

強風で髪を乱されながら、

僕は、その女性を睨んで、

去った。

 

男性が全て、そう言う目的で、

近寄るわけじゃあないし、

無論、

女性が皆、そう考えているわけでもない。

 

ただ、

ひと握りでいい。

本好きの人間として対話がしたかった。

 

ただ、それだけなんだ。

 

では、また。