2022-09-17 昏い子供 いつも1人ぼっち。 親の目を気にする。 内気で痩せっぽち。 いじめられても、 へらへら。 心で泣いている。 カフカの短編『禿鷹』を好む。 冬には、 顔面に雪の球を投げられ、 痛みに眩暈すらする。 肌が弱く、 爛れて、 馬鹿にされても、 誰にも相談しない。 希望はない。 日々の充実感もない。 居場所など何処にもない。 ただ、自転車で何処であっても通過できる。 そう信じていた。 これが、 少年期の僕である。 では、また。