郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

昏い子供

いつも1人ぼっち。

親の目を気にする。

内気で痩せっぽち。

いじめられても、

へらへら。

心で泣いている。

カフカの短編『禿鷹』を好む。

冬には、

顔面に雪の球を投げられ、

痛みに眩暈すらする。

肌が弱く、

爛れて、

馬鹿にされても、

誰にも相談しない。

希望はない。

日々の充実感もない。

居場所など何処にもない。

ただ、自転車で何処であっても通過できる。

そう信じていた。

 

 

これが、

少年期の僕である。

 

 

では、また。