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日常を怯えて過ごす人間の雑記

あちこちキテます

ここ2ヶ月間、

祖母の件を進めながらも、

怪奇沼にどっぷり。

怪談を流しながら怪談書を読む。

短期間で、300冊に迫る勢いだ。

更に、

ウエイトトレーニングにプラスして、

突きや蹴りも再び突き詰めていく。

 

在宅ワークも続けなくてはならないし、

知りたいことも沢山あるので、

読み漁る。

先述した怪談書とは全く異なる資料。

 

多分、この好奇心やフィジカルが無いと、

僕は生きていない。

 

身体も、或いはメンタルもズタボロ。

でも、そんな時はマンガを読んで、

お茶を啜る。

 

そんな感じですが、

皆さんに素敵な春が訪れますように!

 

では、また。

 

 

 

40歳間近、可能性とは?

有村架純さん主演、

『ビリギャル』を久々に観た。

そして、号泣。

内容は割愛するが、

キーマンの塾講師を演じる伊藤淳史さん!

素晴らしい。

チビノリダーが、こんな俳優になるなんて。

 

さて、可能性って多種多様で、

ビリのギャルが難関大に合格することは、

今の僕にとっては、

タイムラグというか自分には時すでに遅し。

というのが、現実。

しかしながら、

この映画主題歌『可能性』

サンボマスターが、

「希望とは儚いもの」

「希望とは高鳴る胸」

こう歌ってくれるから。

 

僕にだって可能性は、

あるのかも知れない。

ただそこから目を逸らして燻っている。

だから、涙が出るのだろう。

 

まだ、やれるかもしれない。

まだ、間に合うかもしれない。

 

その可能性を探して、

全力でぶつかっていきたい。

 

では、また。

 

 

 

 

 

 

怖気05/『生き人形』稲川淳二

まさに、問答無用の最恐怪談。

YouTubeで検索をかけたらザーッと出てくるかと思いますが、

稲川淳二座長の体験談にして、

語り継がれる伝説。

 

ある人形舞台に関わった方々が、

次々と亡くなる。

2体の人形の魂。

強力な霊能者だろうが関係無い。

関わる者、悉く呑み込まれる怪異。

問題の少女人形の写真を見た時、

当時の僕はゾッとした。

 

稲川怪談には風情があり、

人情がある。

しかし、この話は違う。

ただ真っ黒な深淵に堕ちるかの様な話。

 

現在の多くの怪談に多大な影響を与えた。

エポックメイキング。

 

生ぬるい恐怖は要らないという方は、

この怪異について漁り続けると、

何かあるかもしれません。

障が。

 

では、また。

 

怖気を語るために/『恐怖の正体』春日武彦

精神科医春日武彦先生。

20世紀末に春日先生の本に出会ってから、

もう随分と経つ。

そして、

8割くらいは読んだ筈だが、

やはり博覧強記!

エンタメへの造詣もさすが。

『自殺帳』は読んだものの、

『恐怖の正体』は、買ったままに。

 

理由は、こわいからだ。

 

春日先生による恐怖の開示なんか、

こわいに決まっている。

 

しかし、怖気を語る上で避けては通れなかろう。

 

さて、

この新書を読んだが、

広範に渡るこわさが、エンタメ作品や実例を踏まえて綴られている。

 

春日先生は、甲殻類カニ等にphobiaを抱く。

読者は、皆それぞれの恐怖を本書にて再把握するというか、してしまう、せざるを得ない。

 

読みたいようで、読みたく無い。

そう思いながら、

結果として、

本棚には読了済みの春日武彦本が増える。

 

人間魚雷回天

この特攻という現実の惨状。

これが、やはりいちばん、

陰鬱な気持ちと恐怖を呼び起こしてきた。

 

帯の京極夏彦さん、

フックが効いてたなぁ。

 

というわけで、

恐怖の構造、恐怖の正体etc

触れながら、

僕なりにのらりくらりの、

怖気のススメは続きます。

 

それじゃあ、

次の、怖気のご案内は整っておりますので、

 

よかったら、

お付き合いくださいね。

 

では、また。

 

 

『刃牙道』アニメ化、とおりゃんせ。

バキサーガ第4部

刃牙道』

アニメ降臨だとか。

 

さて、刃牙をざっくりと言うと、

最強を目指す格闘家達が、

東京ドーム地下深くでシバキ合う。

東京ドーム地下以外でも殺し合う。

寝ても覚めても死闘。

 

ただし、地下闘技場にはルールがひとつ。

武器は禁止!

そういうバトルだが、

刃牙道』では、武器が解禁されます。

そんでもって、

あの二天一流の剣豪が現代に復活、

斬って斬って、斬りまくる。

 

また、

何よりの見どころは、

やはり、あの中年男。

 

初期からいるが、

なかなか頭角を現さず、

第2部『バキ』にてチラッと活躍。

 

ファンには説明不要の説明担当キャラ。

その超実戦柔術がここで日の目を見る。

 

爆薬、毒、万力鎖に、鎖帷子で武装

あの中年男!

 

刃牙ファンの中で物議を醸した内容。

 

興味が無い方には一切要らないネタでした。

 

なんで、いきなり彼に見せ場を作ったかは、

知らん。

けど楽しみです。

 

吉岡里帆さんは、花山薫と烈海王がお好き。

 

刃牙というバトルの道。

とおりゃんせ。

 

では、また。

 

怖気04/『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』ジョージ・A・ロメロ

説明不要のゾンビ映画の金字塔。

このロメロの処女作の貢献は半端なく、

その影響力も絶大。

0から1を生み出した典型である。

 

さて1968年のこの作品は、

大衆化した人々の没個性だったり、

それに飲み込まれていく社会。

そこへの不安を煽ってくる。

『ゾンビ』にもその怖気は色濃い。

 

某アイドルグループの曲の様に、

自己を持たない多数派に埋め尽くされる時代への警鐘とも取れる。

 

僕は、フランクル『夜と霧』

この書にある、ホロコースト、収容所、

それらの環境下について読む時、

ロメロが陽炎のごとく浮かび上がる。

 

言葉に出来ないモヤモヤ。

それをロメロ作品から感じた幼年期。

そして、

その漠然とした不安は、

21世紀の現代に於いても頭から消えない。

 

では、また。

 

 

十戒/SALVAGE

大学時代。

S教授という人文系の伊達男がいた。

というか、いらした。

当時、

僕は頭を刈り上げ、耳にはぶっといボディピアスをぶら下げていた。

知人DJによるスタイルである。

 

そんなヤバい外見とはいえ、

割に勤勉な体でいたせいか、

教授陣には、よくしていただいた。

 

そんな折、

先述のS教授と海沿いの街を歩く僕。

眼前に反社会勢力の方々。

その時、

S教授がその集団の中を歩いていくと、

モーセ十戒の如く道が開いていった。

 

なぜか?

仮説ではあるが、S教授は全身白で、

ハットに特注品のセットアップ。

つまりは、

何処かのドンか、はたまた幹部。

そう思われたのではないか?

 

今や謎だが、

僕は、鉄砲玉の舎弟ぐらいの印象だった可能性は極めて濃厚だ。

 

では、また。