郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

轢かれて突き破って/SALVAGE

小学生の頃。

住宅街の十字路で、友人が目の前で轢かれた。

マウンテンバイクが吹き飛ぶ。

それは、自転車をとばしていた時であった。

 

やばい!

友人と向かっていたすぐ近くの家のチャイムを鳴らす。

そこは、僕の従兄弟の実家。

 

従兄弟は、何も知らずに楽しげに玄関から飛び出して、ガラスの扉を突き破ってしまった。

 

後ろでは、友人が轢かれて、

眼前では、従兄弟がガラス戸を体で割った。

 

友人が死んでいたら?

従兄弟が、ズタズタになったら?

 

どうしたものか?

焦りに焦る。

 

しかし、

結果として、

友人も従兄弟も全くの無傷。

 

ポッカ〜ン。

神仏のチカラが頭をよぎった幼少期であった。

 

何ぞ?

 

では、また。