毒親とか、機能不全の家庭。
そういったワードがあるが、
僕の若い頃も、
家庭は荒れていた。
両親も諍いばかりで、
常に緊張感の中で、一人っ子の僕は暮らしていた。
母は、僕の成績が下がると恥ずかしいと言い、
父は、不機嫌。
今回、思い出しているのは、
母についてである。
髪型、服装、嗜好に干渉してきて、
美容室に行っても、
服やら何やらを買いに行っても、
少年の僕の脳裏には、
また母が五月蝿く言う様が浮かんでいた。
また、僕は母に対して暴言を吐くことも出来なかった。
ババア!
とか言ったことは、皆無だ。
それからは、
諦めて生きた。
母の傀儡になるつもりは無い。
自分の人生だ。
月日は流れて、
現在。
母や父とは、まあまあの関係。
フラッシュバックは、
よくあるけれど。
親とは、最も近くて1番遠い存在だった。
では、また。