郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

孤老の血、時々、フォースの力

祖母が、雪道で転倒した。

しかし、

毎日TELしている僕は、

それを知らなかった。

祖母は、軽度の認知症を患いながらも、

美容院には欠かさず行っているし、

食も太い。

なにより、プライドを持ち生きている。

僕は祖母に褒められたりした経験は、

全くと言っていいほど無い。

しかし、反発心というものを抱くことは無かったのは、何故だろう。

自問しても、分からないのだが、

祖母の品格の様な力が関わっている気はする。

90年生きて来て、

戦争を体験している。

また、夫を早くに亡くしてアパレル業界で働き続けてきた。

夫とはつまり、僕の祖父で、

母が5歳の時分に他界している。

 

そんな祖母だが、

オモロ〜な発言も多々ある。

裏声で高いキーで歌う従兄弟の声を聴いて、

「あれはハスキーというんだよ」

いやいや、全く逆だから!

また、ある時は、

僕の身体を見て、

ロートルのレスラー」

こう形容した。

まず、レスラーは、

何処からか聴いたのだろう。

しかし、ロートル??

何処から知ったワードさ??

プロレスラー

アマレス

ならば、まだ分かるけれども、

ロートルという表現の出元は謎。

 

無趣味で、読書や映画とは縁がない。

そんな祖母ではあるが、

僕の知らない面があるのかもしれない。

ジェダイマスター、

ヨーダの様だ。

 

お後がよろしいようで。

 

では、また。