郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

半グレと罪

2019年7月放送

NHKスペシャル

『半グレ 反社会勢力の実像』

 

この番組を改めて観る。

 

タトゥーを手や首に入れ、

高価そうな衣服やアクセサリーに身を包み、

ミナミの街を闊歩する2人の人物。

 

拳月 こと、相良昌幸氏

テポドン こと 吉満勇介氏

経営者として知れ渡り、

SNSにて人気を誇る。

遠方からのファンもいた。

 

そして、

ほぼ同時期の2019年9月放送

『ザ・ノンフィクション』

その中で、

半グレ集団、怒羅権

創設期メンバーである、汪楠氏

彼の特集も観なおす。

 

さらに、半グレに関する書籍、

吉満氏、汪楠氏の自叙伝を再読。

 

2者に共通するのは、

貧困や、家庭問題。

 

吉満氏は、貧乏を呪い、

汪楠氏は、残留孤児として迫害を受けた。

 

半グレとは、

ヤクザと違い、アメーバ状の形態。

旧来のヤクザがピラミッド型の組織構造で、

末端を検挙すれば、

芋づる式に取り締まることが可能であったのに対し、

半グレは、主とする集合体を持たない。

雑な説明をお許しいただきたい。

 

さて、両氏は現在服役を終えて、

出所している。

 

テポドンこと、

吉満勇介氏はYouTuberとして歌手デビュー。

ファンもいる。

 

汪楠氏は、

ほんにかえるプロジェクト

此れを立ち上げ、

受刑者に本の寄贈を行っている。

 

彼らの犯した罪。

それは、人気歌手になろうと、

本の寄附を行おうとも、

消す事は、難しい。

 

ただ、僕は、

主観的で勝手な暴論かもしれないが、

阿Q正伝の様に、

苦しみ、

罪に向き合う、汪楠氏に、

いくばくか、傾いてしまう。

 

では、また。