近所で、バスケをしている青年。
上半身裸で、
自信に満ち溢れた感じで遊んでいる。
そんな彼に、おっさんとしては、
まだまだ劣るわけにはいかん!
そう息巻く単純な自分がいる。
青年のバスケのドリブルの音を聴くたび、
トレーニングへの渇望が湧き上がる。
青年の肉体。
対する僕の老い。
これは致命的な差だが、
青年を叩きのめしたいとかではなくて、
仮想ライバルにする事で、
自分のフィジカルへの想いを昂める。
とか言いつつ、
バスケのドリブル音が響く中、
僕はのほほんとDVDを観ている。
ただ、こんな風に対象がなんであれ自分を成長させる糧にするのは、
なかなか良いことではないか?
何かに秀でていると自分が思う存在ならば、
リアルだろうと、
架空であろうと、
ドンドン刺激を受けてモチベーションに変えたらイイ。
そんなことを考えながら、
アイスを食べる。
外からは、バスケの練習音が響いている。
ふぅ。
では、また。