郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

密かなライバル視

近所で、バスケをしている青年。

上半身裸で、

自信に満ち溢れた感じで遊んでいる。

 

そんな彼に、おっさんとしては、

まだまだ劣るわけにはいかん!

そう息巻く単純な自分がいる。

 

青年のバスケのドリブルの音を聴くたび、

レーニングへの渇望が湧き上がる。

 

青年の肉体。

対する僕の老い。

 

これは致命的な差だが、

青年を叩きのめしたいとかではなくて、

仮想ライバルにする事で、

自分のフィジカルへの想いを昂める。

 

とか言いつつ、

バスケのドリブル音が響く中、

僕はのほほんとDVDを観ている。

 

ただ、こんな風に対象がなんであれ自分を成長させる糧にするのは、

なかなか良いことではないか?

 

何かに秀でていると自分が思う存在ならば、

リアルだろうと、

架空であろうと、

ドンドン刺激を受けてモチベーションに変えたらイイ。

そんなことを考えながら、

アイスを食べる。

 

外からは、バスケの練習音が響いている。

ふぅ。

 

では、また。