『瞬撃の虚空』藤田和日郎
この短編より、
「ケンジロウ・サキサカ」
東京の下町で、慎ましく生きる彼は、
孫にも煙たがれ、
一見耄碌した老人に見えます。
しかし、彼は、
日本の連合軍司令部の士官、
ルーミス将軍の目に留まりました。
その男には銃弾が当たらない
サキサカは、日本古流の柔術の達人。
洗練された技術、身体能力で以って米兵をもなぎ倒す彼は、
愛する家族の為に、
物資の供給の代わりとして、
モーメント・アタッカー計画という、
超人開発の研究体になりました。
それは、サキサカにとって、
武人のプライドを物と交換する、
屈辱。
時を経て、再び決闘の地に立った際、
サキサカは孫の淳一に、
本当の戦いとは、
日常を大切に、学び、働くこと!
そう説きました。
戦いは、命懸けの壮絶な展開をみせます。
その中で、淳一は許多の事を学び、
歳を重ねていくこと、
それが嫌なことではなくなった。
そういった思考に至るのでした。
終わります🙇♂️
思い入れがあるキャラクターの為、
乱文長文になり、すみません。
ただ、
多くの方に、
出会っていただきたい老人、
ケンジロウ・サキサカ
藤田先生の短編集
『暁の歌』
是非、チェックを!
では、また。