郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

刺さった言葉 その3

聞いてみたい歌があったのですよ。

 

夜から朝へ、一瞬、地平線を走る光のような。

 

そんな歌。

 

楽符をなぞる指はないから、

 

ペンを握り、

 

空気を震わす美声などないから、

 

鼻息荒く、「歌」を、描きました。

 

僕が聞きたかった歌が、

 

君が聞きたかった歌に、

 

音符一つ分でも近かったら、

 

とても嬉しいですぞ。

 

では。

 

 

藤田和日郎『暁の歌』カバー文より