何となく、身動きが取れない。
田舎の閉塞感に耐えられない。
そういう複雑な心情。
特に若者には、
雁字搦めな境遇が多いと思う。
さて、漫画
『少年のアビス』
主人公の令児は、高校生。
ひきこもりの兄、
認知症の祖母、
そして、疲弊した母。
その縛りから、大学は諦めて地元に残るしかないと考えた彼は、
漠然と、死に引き寄せられる。
アイドル、幼馴染、担任教諭などと、
体を重ねたりしながら、
暗い地方都市で、
深淵🟰アビスへ、
沈んでいく。
とまあ、ここまで書いている時点では、
まだ、4巻迄しか読んでいない。
既刊10巻なので、
まだ読み進める。
『ダンダダン』や『怪獣8号』
明るい漫画を読んだ矢先に本作に触れ、
静かな熱を感じた。
文学に近い温度を孕む作品。
注目しております。
では、また。