冬が近づく。
頭の中に、広瀬香美が流れる。
19歳のころから、
僕は大学を休学したり復学したりを、
繰り返していた。
その中で1番移動した時期が冬。
国内線の機内のチャンネルでは、
広瀬香美の番組があった。
それに便乗して、
当時はまだ、ゴツゴツしていたiPodに、
広瀬香美を詰め込んで、
空港での待ち時間や、
高速バスの車内でひたすら聴いていた。
誰しも、想い入れのある曲はあると思う。
エモい曲と言うのだろうか。
僕は、広瀬香美の『ストロボ』
この曲を聴く度に、
挫折と青春と、耳にこたえる気圧を、
追体験するような、
そんなノスタルジアに浸るのである。
では、また。