郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

勝利の名の下に失われる何か

知人に、かなり好戦的な人物がいる。

口癖は、

「俺の勝ちだ」

勝ちか負けか?

その尺度で、人生を営んでいる、

ように見える。

 

僕にも、負けたくないことは少なからず有る。

勝ち負けなんて無い。

なんて思わない。

 

ただ、負けの対極にあるのが勝利だけ、

とも、僕は思えないのだ。

 

結果的に、勝ちという形になっても、

なんだか判然としない事象。

そういう場面に遭遇し、

複雑な気分になられた方はいないだろうか?

 

負けたくはない。

しかし、

勝ち誇るという心境にもない。

 

そこには、自身の中にある、

勝つべし&勝つべからず

アンチノミー

 

それ故か、

「俺の勝ちだ」

この言葉に、僕は拒否感を持っている。

 

しつこく書くが、補足すると、

勝ちたい。

勝った。

これらの瞬間は実際ある。

 

ただ、その範疇を超えた奇妙な感情や空気感。

それも、漠然と漂うのだ。

 

あくまで、個人的な話だが。

 

では、また。