郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

正論はナイフ『ひきこもりでいいみたい』芦沢茂喜

ソーシャルワーカーの著者による、

実践的なひきこもり対応の本。

 

本書が刊行されたのは2018年。

若干のタイムラグはあるが、

様々なアイテムで、当事者の方々に向き合っている。

 

例えば、本やマンガならば、

文豪ストレイドッグス

僕のヒーローアカデミア

BLUE GIANT

オーバーロード

キノの旅

インフィニット・デンドログラム

中動態の世界

かがみの孤城 等

 

ベタではあるものの、

関心になる作品群。

 

黙り込む方には、

吉本新喜劇の視聴者が多いとか、

コーヒー通、

声優志望者、

こうしたケース。

 

また、精神疾患の恐れには、

障害年金という選択肢。

 

ケアをする際に、

何をどうしたらよいか分からない状況が多々あり、それに耐えるチカラ、

ネガティブ・ケイパビリティ

このワードも、知った。

 

最後の章では、

40歳以上の当事者の方の話。

一日中ネットで小説を読む50歳。

そして、

誰が困っていて、誰が困りに気付いていないか分からなくなっているカオス。

 

ゴールデンウィークに、

誕生日を迎える、

ひきこもりの従兄弟。

30代前半。

 

僕は、どうやってまた、

彼を旅行に誘うか?

また、叔母の体調。

これらに思考がいっている。

 

成功エピソードを集めた本。

問題の核心に迫っている様で薄味の本。

 

これから暫く、

ひきこもり関連書を捲ることになる。

 

新しい季節に皆さんのご多幸を祈ります。

 

では、また。