『甲賀忍法帖』をなんとか映画化。
そう、なんとか。
ただ、
この映画、出演者が魅力的。
全盛期だと思う。
さて、物語はというと、
徳川の時代。
豊臣方残党と不可思議な忍を排斥すべく、
宰相である南光坊天海の立案で、
忍法合戦が行われる。
それは、
徳川家の世継ぎを決めるという名目で、
伊賀と甲賀を殺し合わせるものだった。
甲賀卍谷
伊賀鍔隠れ
この対立する忍衆は、
不戦の約定
つまり、戦ってはいけないという掟をしかれていた。
しかし、この約定は解かれる。
さあ、殺し合いだ！
てな感じで、
僕も公開当時に観に行った。
オダギリジョーはイケメン。
仲間由紀恵は、美女かぁ。
ただし、伊賀甲賀のメンツも少ないし、
色々な、凄まじい能力もかなり端折られていて満足は、出来ない。
薬師寺典膳という、かなりパンチのきいた不死身キャラがいて、
椎名桔平が演じているのだが、
やはり、映像化不可能だったのか、
弱くなっていた。
ここまで、やんや言ってきましたが、
キチンと見どころもあります。
それは、
冒頭の駿府での忍法の披露シーン。
伊賀鍔隠れから、
夜叉丸の登場だ！
リアルアクション俳優、
降臨。
コスチュームも独特で、
形容し難いので、観ていただくしかない。
手の袖が、足元まであるのだが、
そこから、
とある武器が、
ビューンで、キリキリ。
このシーンばかり、
何度再生したことか。
完全に堪能するならば、
山田風太郎の原作小説。
また、
コミックスの『バジリスク』
これらをどうぞ。
そして、もし良ければ、
余裕が、おありでしたら、
こちらの実写版。
俳優陣の美しさ、
部分的には、良いアクション。
そこそこに、
楽しめますぜ。
では、また。
