郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

斬って斬って斬りまくれ!『十三人の刺客』

定期的に観たくなる映画。

それも配信されていない作品。

三池崇史監督作、

十三人の刺客

こちらも、僕にとってそういう作品である。

 

あらすじは、

1844年、

将軍の異母弟で、次期老中の暴君、

松平斉韶を抹殺すべく、

12人の侍+1人の山の民

計13人が、天下万人の世のために死闘に身を投じるというもの。

 

いやはや、キャストも豪華なんすよ。

役所広司

松方弘樹

市村正親

平幹二朗

松本幸四郎

岸辺一徳

 

そして、

山田孝之

窪田正孝

斎藤工

谷村美月

吹石一恵

高岡蒼甫

石垣佑磨

伊勢谷友介

 

 

さらに、

内野聖陽

古田新太

六角精児

伊原剛志

沢村一樹

光石研

 

ベテラン&実力派。

 

敢えて挙げなかった1名。

稲垣吾郎ちゃん

彼が演じる松平斉韶の暴君ぶりが、

半端ない。

人間を的にして矢を放つという遊び。

両手両足を切って女性を凌辱。

山猿と馬鹿にして犯したり、殺したり、

家臣を軽んじる悪行の数々。

 

三池崇史監督作なので、

首は飛ぶし、血の雨も降る。

 

なんといっても、

宿場を丸ごと買い取り、

そこに仕掛けられた、

死闘の舞台としての様々なトラップ。

迫力がある。

 

松平斉韶は、参勤交代の道中で、

刺客と向き合う。

そして、死んでいく者たちを見て、

戦の世を楽しいと言い笑い、

戦乱の時代を再び起こそうと語る。

兎に角、危険分子。

 

如何なる暴君であろうと守るのが、

生粋の武士の役目と使命に徹する者。

一方、

世を乱す為政者を成敗する使命に燃える侍。

 

この2つの使命感が激突する。

 

個人的には、

松方弘樹さんの円熟した芝居。

伊原剛志さんの剣鬼っぷり。

何より、

稲垣吾郎さんの残忍役のハマり方。

 

オモロ〜なのである。

三池崇史監督作ならば、

『オーディション』もイイけれど、

本記事の作品は、

広く訴求力があるのではないか?

 

るろうに剣心の実写版、

何度も何度も観たし、

アクション監督が谷垣さんなので、

本格的なのは、間違いない。

 

しかし、より重く強烈な刺激を、

剣術アクションに求めるならば、

十三人の刺客

これも是非是非!

 

そして、

壬生義士伝

『隠し剣鬼の爪』

必死剣鳥刺し

あたりも素晴らしいから、

お好みでどうぞとしか言えない訳だが、

おそらくまた、何ヶ月かしたら、

僕は『十三人の刺客

三池崇史バージョンを思い出し、

再視聴するはずだ。

 

では、また。