ある時まで、幽霊が仮にいたとて。
いたとて!
そう余裕をこいていたが、
この映画で、死者の復活への恐怖を感じた。
というのも、
僕が観てきたホラーは大抵の場合、
霊と遭遇した人物は途端に絶叫し、暗転、
その後死体で見つかるという描写だったからだ。
しかし、内容の記憶が曖昧だが、
『死国』では、
四国お遍路を逆順で行い、
現世に出てきた少女により、
男性がその抱擁で体の骨をへし折られる。
あの、ボキボキという描写で、
幽霊と関わると、
なんとなくショック死ではなく、
悲惨な目に遭うのかもしれん。
そういう気がして受け取り方が変わった。
しかし、
僕は霊がいるか否かについては、
懐疑的である。
では、また。