郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

2022-07-26から1日間の記事一覧

サムライの目

昔、TVのお宝鑑定番組で、 数千万円の刀剣を持って来た男性を観た。 なんでも、 街を歩いていたら、 「キミは侍の目をしている」 そう老人に声をかけられ、 刀剣のコレクションを譲り受けたという。 そして、 しばらく月日が流れたある朝、 僕はバス停で、マ…

十字架のろくにん

既刊7巻の漫画。 『十字架のろくにん』中武士竜 12歳の少年、漆間俊。 彼は、5人の少年達に、いじめられて、 家族を奪われる。 その悪意の権化たる5人に復讐すべく、 呉鎮守府第百特別陸戦隊。 通称、北山部隊。 戦時下に発足したその部隊で、 特殊訓練を積…

中村文則

昨日、ネットで予約していた本が、 やはり9時40分ごろ届いた。 『自由対談』河出書房新社 である。 エッセイ『自由思考』から、 2作の小説を経て、 出版された本。 めちゃ嬉しい。 僕は、中村文則の著書を、 『銃』の単行本から、2冊ずつ、 読む用と保存用と…

悪霊は怖い

ある時まで、幽霊が仮にいたとて。 いたとて! そう余裕をこいていたが、 栗山千明出演の『死国』 この映画で、死者の復活への恐怖を感じた。 というのも、 僕が観てきたホラーは大抵の場合、 霊と遭遇した人物は途端に絶叫し、暗転、 その後死体で見つかる…

苦役列車は遠くへ行った

西村賢太さんが亡くなった時は、 全然読んでいないのに、 妙に寂しくなった。 もう、10年程前だろうか。 『有吉弘行のヘベレケ』 という、居酒屋でお酒を、 ヘベレケになるまで飲む。 という番組にて、 西村賢太は、貯金が4000万あると公表してからファンレ…