郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

人生の終末から見えてくる『グラン・トリノ』

ブログ友達からのオススメで、

朝から観た本作。

クリント・イーストウッド

監督、主演作品。

 

妻を亡くし、孤立した老人ウォルト。

彼はフォード社に半世紀勤めていた経歴を持つ頑固な人嫌い。

 

そんな、ウォルトの愛車。

ヴィンテージカーの、

グラン・トリノ」をアジアの青年タオが盗もうとするのだが。

 

あらすじは、ここまで、

感想としては、胸を抉られると同時に、

死生観を問われる。

ウォルトは、戦争で人命を奪い皮肉にも勲章を授与された過去を持ち、

それを、抱え続ける。

また、彼の終の住処の周辺には、

モン族という人々や様々な人種が住んでおり、

差別問題に関しても、

考えさせられる。

親族にも、疎まれたウォルトが、

タオという、愚直な青年との交流から、

人生の終末期に、

ささやかな光を見出す過程には、

胸を打たれた。

 

そして、ウォルトと、彼と心通わせるタオ達の周囲から事態は危険な方向へと向かう。

 

どうなるか?

結末は、観ていたきたいです。

 

グラン・トリノにしても、

ウォルトにしても、

歳月を超えて輝く存在。

 

クリント・イーストウッド

彼の手腕には、

何度も唸らされる。

 

最後に、紹介してくれた、

shortanimes様に、

感謝致します。

 

では、また。