本書の存在は知っていた。
少年Aの自伝である。
だが、読む気にならなかった。
避けてきたが、人命と犯罪を考える上で、
読んでみることにした。
敢えて中古で購入し、
期待せずに開き読了。
まず、各章のタイトルがくだらん。
GOD LESS NIGHT
マインド・ハンター
などなど、
陶酔しているのが、肌に合わない。
涅槃原則やら何やら、
自己分析してみたり、
刑務官の方々や、
知人を小馬鹿にしているつもりになっていたり。
自分の事だと分かっているのか?
しょぼい小説以下だという自覚は?
他人事みたいに、
一考察であるかの様な文脈。
後半は、挫折を乗り越えて成長した、
1人の若者の青春グラフィティー。
いやいや、
あなたは人殺しだよ。
マルボロを吸って余韻に浸れる立場なわけがないではないか。
これからも、歩んで行きたい的な、
未来を見ているが、
惨殺された故人には、
そんなもの無いんだよ。
更に、
近い犯罪が起こると、引き合いに出されるのが悔しいとか言ってるけど、
当然だろ。
申し訳程度の謝罪、
被害者家族に無断での出版。
おしまい!
BGM
『償い』さだまさし
では、また。