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日常を怯えて過ごす人間の雑記

新年から餓狼と化し獅子を喰む

2023年

のっけから、

夢枕獏の格闘小説を一気に読む。

獏先生は、

超長期連載をいくつも抱えてらっしゃる。

陰陽師』が有名ですよね。

そして、

僕は、

『獅子の門』を再読し、

餓狼伝』を読んでいる。

いずれも、格闘小説の金字塔。

餓狼伝』は、漫画版は読んだものの、

原作は、未読だった。

板垣恵介イラストの漫画は、

獏先生、板垣先生のコラボ!

このお二人は、コラボをいくつかなさっている。

最近だと、『ゆうえんち』かな。

さて、

小説と漫画で、中身は異なる面が多いので、

新鮮な気持ちで読み進めるが、

主人公、30代の無頼の空手家、

丹羽文七に痺れる。

読まないと、伝わらないものがあるが。

 

様々な格闘技、

バリトゥードを描いたのが、

およそ40年前に遡るわけで、

夢枕獏の慧眼に唸らされるばかり。

 

肉体と肉体のぶつかり合いを、

文体に載せて描く天才。

読んでいると、

自分の中の獣性が現れてくるようだ。

危険な読書。

 

XIII巻まで読んだら、

次は、

『新・餓狼伝』が控えている。

 

ただ、勿体無いので、

一旦、お笑いを観て、

ミステリを読んでから、

進めていこうと思う。

 

古い知人からの年賀状を見たり、

北国特有の地獄、

除雪も必須である。

 

本年は、軽やかに生きたい。

そして、

キチンと自身を律し他者を思いやること。

 

これを念頭に置いて、

サバイブ出来れば最高だ。

 

頑張ります。

 

では、また!