1969年、4月23日、
1人の少年が、同級生の首を切り落とし、
滅多刺しにした。
被害者、加賀美洋さんは即死。
その後、
犯人は、少年法に守られて、
栃木県の喜連川少年院に送致され、
そこで、自傷などを含む問題を起こし、
関東医療少年院に。
そこで六法を漁り、
法律の勉強をしていたらしい。
結果的に、加賀美家はめちゃくちゃ。
そして、
犯人は、過去をリセットしたかの様に、
何の誠意も反省をも見せずに、
社会に出て、
弁護士事務所を構えることになる。
示談金の1000万円は、
一向に払われず、
少しのお金を加賀美家に、
渡す、ではなく、貸すと息巻き、
逆ギレする始末。
これが、更生というならば、
司法や体制は全く機能していたとは、
言えない。
因みに、
『心にナイフをしのばせて』
本書は、奥野修司 氏によるルポであり、
実話である。
では、また。