本作は、
『ダーウィン事変』の作者、
うめざわしゅんの短編。
主人公の三上は、世界を、
実存と妄想
「多くを望まず、謙虚な生活、大きな視野に小さなスケール」
こう捉える高校生である。
そして、三上くんはマイノリティの人間を色眼鏡で見る事もなく、
自然体でありながら、
同調圧力にも屈しない。
共同体の中で、美徳とされる流れに反したならば、淘汰される。
そんな感じを醸し出し、
「幸福な人生に必要なのは服従だ」
と、最後にふともらす。
気になった方は、
他の短編と共に、是非。
では、また。