郵便局のおじさんは9時40分ごろやってくる

日常を怯えて過ごす人間の雑記

パンティストッキングのような空の下

本作は、

ダーウィン事変』の作者、

うめざわしゅんの短編。

 

主人公の三上は、世界を、

実存と妄想

「多くを望まず、謙虚な生活、大きな視野に小さなスケール」

こう捉える高校生である。

そして、三上くんはマイノリティの人間を色眼鏡で見る事もなく、

自然体でありながら、

同調圧力にも屈しない。

 

共同体の中で、美徳とされる流れに反したならば、淘汰される。

 

そんな感じを醸し出し、

「幸福な人生に必要なのは服従だ」

と、最後にふともらす。

 

気になった方は、

他の短編と共に、是非。

 

では、また。