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日常を怯えて過ごす人間の雑記

どろろ

賢帝歴三〇四八年

大地の東の果てにある

その国では、

数十年に及ぶ

戦が続いていた

 

このテロップから始まる、

塩田明彦監督作品

どろろ

 

僕は、この映画を今はなき、

古びた映画館に観に行った。

 

手塚治虫の作品の中でも、

特に好きな作品。

 

さらに、

アクション監督に、

ワイヤーマスター

程小東!

 

主題歌は、

ミスチル

 

血沸く血沸く。

 

さて、内容は原作と微妙に異なるが、

妻夫木聡百鬼丸が、

イケメン過ぎて、

引き込まれた。

 

僕の中では、

妻夫木さんは、本作が1番。

勿論、基本スペックとしてカッケ〜のだが。

 

あらすじは、

醍醐景光という武将が、

天下を獲る条件に、

魔物に我が子の体を与える約定を結ぶ。

子は、百鬼丸

その宿命故に、魔物を倒し続ける旅をして、

どろろという子供と出会う。

尤も、劇場版では、

柴咲コウが演じた様に、

子供ではないが。

それはともかく、

百鬼丸どろろは、

魔物退治をしながら、

漂流していく。

 

さすがの、程小東アクション。

ワイヤーとVFXで、

妖怪バトルが熱い。

 

人間の功名心、

果てなき業、

さらには、アイデンティティ・クライシス

百鬼丸の体は、つくりもの、

その苦悩がのしかかる。

そういった重厚なテーマを、

スタイリッシュなエンタメに焼き付けて、

観る側に、訴えかける。

 

ちなみに、当時、

続編が制作されるとの事で、

楽しみにしていたが、

10年以上経っても音沙汰はなく、

残念。

 

ただ、

本作は幅広い方々への訴求力を孕む。

是非是非。

 

では、また。